アーンドバリューマネジメント(EVM)とは?
アーンドバリューマネジメント(EVM)とは、PV(計画値)・EV(出来高)・AC(実コスト)の3指標を組み合わせ、コストとスケジュールの両面からプロジェクトの進捗を定量的に把握する手法。差異(CV・SV)や効率指数(CPI・SPI)を計算して評価する。
応用情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2017年度〜2025年度)。
あーんどばりゅーまねじめんと
アーンドバリューマネジメント(EVM)の意味
PV(計画値)・EV(出来高)・AC(実コスト)の3指標を組み合わせ、コストとスケジュールの両面からプロジェクトの進捗を定量的に把握する手法。差異(CV・SV)や効率指数(CPI・SPI)を計算して評価する。
アーンドバリューマネジメント(EVM)の具体例
ある時点でPV100万円・EV80万円・AC90万円の場合、SV=EV−PV=−20万円(スケジュール遅延)、CV=EV−AC=−10万円(コスト超過)と判定できる。
アーンドバリューマネジメント(EVM)は試験でどう引っ掛けられる?
差異はどちらもEVが起点で、CV=EV-AC(コスト)、SV=EV-PV(スケジュール)。指数もCPI=EV÷AC、SPI=EV÷PV。PVとACを直接引き算しても意味を持たない点に注意。
アーンドバリューマネジメント(EVM)と関連する用語
アーンドバリューマネジメント(EVM)が出た過去問
プロジェクト管理においてパフォーマンス測定に使用するEVMの管理対象の組みはどれか。
正解:コスト、スケジュール
要点:EVMはコストとスケジュールを出来高で同時に管理する
EVMは出来高をコストの単位に換算して進捗を測る手法で、出来高(EV)を計画価値(PV)と比べればスケジュールの差異が、実コスト(AC)と比べればコストの差異が分かる。したがって管理対象はコストとスケジュールである。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの、5日目の終了時点の状況は表のとお…
正解:150
要点:EAC=BAC÷CPI(CPI=EV÷AC)で完成時総コストを見積もる
コスト効率指数CPIはEV÷AC=40÷60=2/3である。この効率が今後も続くと仮定した場合の完成時総コスト見積りはEAC=BAC÷CPI=100÷(2/3)=150万円となる。予算100万円に対して50万円の超過が見込まれることを意味する。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)プロジェクトマネジメントにおいてパフォーマンス測定に使用するEVMの管理対象の組みはどれか。
正解:コスト, スケジュール
要点:EVMは出来高からコストとスケジュールの差異を測る
EVM(アーンドバリューマネジメント)は、出来高(EV)を計画価値(PV)や実コスト(AC)と比較して進捗と支出を金額で評価する手法である。スケジュール差異やコスト差異が算出できるため、管理対象はスケジュールとコストである。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの、5日目の終了時点の状況は表のとお…
正解:150
要点:EACはBACをコスト効率指数CPIで割って見積もる
コスト効率指数CPIは出来高を実コストで割った値で、EV40÷AC60=2/3となる。この効率が最後まで続くと仮定した場合の完成時総コスト見積りEACは、BACをCPIで割って求める。100÷(2/3)=150万円となり、予算100万円を50万円超過する見込みである。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問51(IPA)システム開発のプロジェクトにおいて、EVMを活用したパフォーマンス管理をしている。開発途中のある時点でEV-PVの値が負であるとき、どのような状況を示しているか…
正解:プロジェクトの進捗が、計画よりも遅れている。
要点:EV-PVはスケジュール差異。負なら進捗が計画より遅れ
EVMではEV(出来高)が実際に完了した作業の価値、PV(計画値)がその時点までに完了しているはずの作業の価値を表す。EV-PVはスケジュール差異(SV)であり、これが負ということは計画より進んだ作業量が少ない、すなわち進捗が遅れている状態を意味する。ただしこれは現時点の進捗の評価であって、最終的な完了日が必ず遅れると断定できるものではない。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。