ファブレス・OEMとは?
ファブレス・OEMとは、ファブレスは自社で製造工場を持たず、企画・開発・販売に経営資源を集中し製造を他社に委託する経営形態。OEMは発注元のブランド名で販売する製品を、受託側企業が製造する取引形態。
応用情報技術者試験の過去問では6回出題されています(2017年度〜2023年度)。
ふぁぶれす・おーいーえむ
ファブレス・OEMの意味
ファブレスは自社で製造工場を持たず、企画・開発・販売に経営資源を集中し製造を他社に委託する経営形態。OEMは発注元のブランド名で販売する製品を、受託側企業が製造する取引形態。
ファブレス・OEMの具体例
半導体設計会社が設計・企画は自社で行い製造は専門の受託製造企業(ファウンドリ)に委託するのがファブレス、家電メーカーが自社ブランドの製品の製造を他社に委託するのがOEM。
ファブレス・OEMは試験でどう引っ掛けられる?
立場が逆になりやすい。ファブレスは工場を持たず製造を委託する側、OEMで語られるのは他社ブランドの製品を受託して作る側。またODMとの違いが定番で、OEMは発注元の設計どおり作る、ODMは設計から受託側が行う。EMSやファウンドリは受託製造を専業とする事業者を指す。
ファブレス・OEMと関連する用語
ファブレス・OEMが出た過去問
半導体ファブレス企業の説明として、適切なものはどれか。
正解:製品の企画、設計及び開発は行うが、半導体製造の工場は所有しない。
要点:ファブレスは工場をもたず企画・設計・開発に特化する
ファブレス企業は自社で製造設備(ファブ)をもたず、製品の企画・設計・開発に特化して、製造はファウンドリなど外部の専門企業へ委託する事業形態である。設備投資の負担を避け、開発に経営資源を集中できる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)半導体メーカが行っているファウンドリサービスの説明として、適切なものはどれか。
正解:他社からの製造委託を受けて、半導体製品の製造を行う。
要点:ファウンドリは受託製造専門、ファブレスは設計専門という分業関係
ファウンドリは、自社ブランドの製品を持たず、他社の設計に基づく半導体の製造を専門に請け負う事業形態です。巨額の設備投資を集約して受託生産することで、設計に専念するファブレス企業と分業関係を築いています。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)半導体メーカが行っているファウンドリサービスの説明として、適切なものはどれか。
正解:他社からの製造委託を受けて、半導体製品の製造を行う。
要点:ファウンドリは受託製造専業、ファブレスは設計専業
ファウンドリは自社ブランドの製品を持たず、他社の設計に基づいて半導体の製造だけを請け負う事業形態である。対になるのが製造設備を持たず設計に専念するファブレスで、両者は分業関係にある。設計から製造・販売まで自社で一貫して行う従来型はIDM(垂直統合型)と呼ばれる。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)ファブレスの特徴を説明したものはどれか。
正解:生産設備である工場をもたないので、固定費を圧縮することができ、需給変動などにも迅速に対応可能であり、企画・開発に注力することができる。
要点:ファブレスは自社工場をもたず企画・開発に特化する
ファブレスは、自社で製造設備(fab)をもたず、生産は外部に委託して企画・設計・開発やマーケティングに経営資源を集中する形態です。設備投資と固定費を抑えられ、需要変動にも柔軟に対応できます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問71(IPA)半導体産業において、ファブレス企業と比較したファウンドリ企業のビジネスモデルの特徴として、適切なものはどれか。
正解:複数の企業から生産だけを専門に請け負い、多くの製品を低コストで生産する。
要点:ファウンドリは製造専業、ファブレスは設計専業
ファウンドリ企業は自社製品を持たず、他社が設計した半導体の製造工程だけを専門に請け負う。複数企業の受注を集めることで高額な製造設備の稼働率を高め、量産効果によって低コストで生産できる。これに対しファブレス企業は工場を持たず、設計とマーケティングに特化して製造を外部に委託する。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問70(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。