プリエンプションとは?
プリエンプションとは、実行中のタスクよりも高い優先度のタスクが実行可能になった時点で、実行中のタスクからCPUを取り上げて切り替える方式。応答性が高い代わりに、切替えの発生箇所が予測しにくくなるため共有データの排他制御が必須になる。
応用情報技術者試験の過去問では6回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ぷりえんぷしょん
プリエンプションの意味
実行中のタスクよりも高い優先度のタスクが実行可能になった時点で、実行中のタスクからCPUを取り上げて切り替える方式。応答性が高い代わりに、切替えの発生箇所が予測しにくくなるため共有データの排他制御が必須になる。
プリエンプションの具体例
低優先度の計算処理を実行中に、センサ入力割込みで起床した高優先度タスクが直ちに実行を開始する。
プリエンプションは試験でどう引っ掛けられる?
タスクが自発的に譲るまで切り替わらないのがノンプリエンプティブ方式。排他制御は簡単になるが応答性は落ちる。
プリエンプションと関連する用語
プリエンプションが出た過去問
ノンプリエンプティブだけのスケジューリング方式はどれか。
正解:到着順
要点:到着順は実行中タスクを横取りしない唯一の方式
ノンプリエンプティブ方式は、実行中のタスクからCPUを強制的に取り上げない方式である。到着順(FCFS)は先に到着したタスクが終わるまで実行を続けるため、これに該当する。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問19(IPA)Man-in-the-Browser攻撃に該当するものはどれか。
正解:PCに侵入したマルウェアが,利用者のインターネットバンキングへのログインを検知して,Webブラウザから送信される振込先などのデータを改ざんする。
要点:MITBはブラウザ内で送信データを直接改ざんする攻撃
Man-in-the-Browser攻撃は、利用者のブラウザ内部にマルウェアが入り込み、正規サイトとの通信内容を横取りして書き換える攻撃である。通信路が暗号化されていても、暗号化される前のデータを改ざんできるため、振込先の差替えなどが成立してしまう。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問45(IPA)リアルタイムOSにおいて、実行中のタスクがプリエンプションによって遷移する状態はどれか。
正解:実行可能状態
要点:プリエンプトされたタスクは実行可能状態へ戻る
プリエンプションは、より優先度の高いタスクの発生やタイムクォンタムの満了によって、実行中のタスクからCPUを強制的に取り上げることをいう。取り上げられたタスク自体は入出力などの事象を待っているわけではなく、CPUの再割当てさえあれば続行できるので、実行可能状態へ遷移する。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問16(IPA)プリエンプション方式のタスクスケジューリングにおいて,タスクBの実行中にプリエンプションが発生する契機となるのはどれか。ここで,タスクの優先度は,タスクAが最も…
正解:タスクAが実行可能状態になった。
要点:プリエンプションは高優先度タスクの実行可能化で発生する。
プリエンプションは、実行中のタスクよりも優先度の高いタスクが実行可能状態になったときに、OSが強制的にCPUを取り上げて切り替える動作である。ここではタスクAだけがタスクBより優先度が高いので、Aが実行可能になった時点でBは中断される。同順位や低順位のタスクが実行可能になっても、実行中のタスクは横取りされない。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問17(IPA)リアルタイムOSにおいて、実行中のタスクがプリエンプションによって遷移する状態はどれか。
正解:実行可能状態
要点:プリエンプションで実行中タスクは実行可能状態に戻る
プリエンプションは、より優先度の高いタスクの出現やタイムクォンタムの満了によって、実行中のタスクからCPUを強制的に取り上げることをいう。取り上げられたタスクは資源待ちに入るわけではなく、CPUさえ割り当てられればすぐ動ける実行可能状態に戻る。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問17(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。