ポートフォリオマネジメントとは?
ポートフォリオマネジメントとは、組織が抱える複数のプログラム・プロジェクト・定常業務を1つの束として扱い、経営戦略への貢献度・投資対効果・リスクの分散をもとに、実施の可否・優先順位・資源配分を決める活動。個々の成功ではなく、組織全体の投資の最適化が目的になる。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2025年度)。
ぽーとふぉりおまねじめんと
ポートフォリオマネジメントの意味
組織が抱える複数のプログラム・プロジェクト・定常業務を1つの束として扱い、経営戦略への貢献度・投資対効果・リスクの分散をもとに、実施の可否・優先順位・資源配分を決める活動。個々の成功ではなく、組織全体の投資の最適化が目的になる。
ポートフォリオマネジメントの具体例
単体では黒字が見込める案件でも、同じ希少スキルの要員を奪い合って戦略的な主力案件を遅らせるなら、着手を延期する、あるいは中止する判断が出る。四半期ごとに全案件を並べ、投資額・期待効果・リスクで序列を付け直すのが典型的な運用。
ポートフォリオマネジメントは試験でどう引っ掛けられる?
プログラムマネジメントが「相互に関連する複数プロジェクトから、まとめて得られる便益」を狙うのに対し、ポートフォリオの構成要素は互いに無関係でもよい。共通するのは同じ組織の資源と戦略を分け合っている点だけである。
ポートフォリオマネジメントと関連する用語
ポートフォリオマネジメントが出た過去問
PPMにおいて、投資用の資金源として位置付けられる事業はどれか。
正解:市場成長率が低く、相対的市場占有率が高い事業
要点:PPMの資金源は低成長・高シェアの「金のなる木」
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)では、市場成長率が低く相対的市場占有率が高い事業を「金のなる木」と呼ぶ。成長のための追加投資が少なくて済む一方、高いシェアから安定した資金を生むため、他の事業への投資原資となる。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)における“花形”を説明したものはどれか。
正解:市場成長率、市場占有率ともに高い製品である。成長に伴う投資も必要とするので、資金創出効果は大きいとは限らない。
要点:花形は成長率も占有率も高いが、投資が続くため資金の稼ぎ手とは限らない
PPMでは市場成長率と市場占有率の2軸で製品を4分類します。花形は両方が高い製品で、大きな売上を生む一方、成長市場で地位を保つための投資も継続的に必要となるため、正味の資金創出効果は必ずしも大きくありません。成長が鈍化すれば金のなる木へ移行します。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)マトリックスのa,bに入れる語句の適切な組合せはどれか。
正解:a=市場成長率, b=市場占有率
要点:PPMは市場成長率と市場占有率の2軸で事業を分類する
PPMは縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率をとり、事業を花形、問題児、金のなる木、負け犬の4象限に分類する。成長率が高く占有率も高いものが花形、成長率は低いが占有率が高く資金源となるものが金のなる木である。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)市場成長率と相対的市場シェアから,市場と企業との関係を分析し,自社製品や事業についての最適な資源配分方針を求めるための手法はどれか。
正解:PPM
要点:PPMは市場成長率と相対的市場シェアの2軸で資源配分を決める
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)は、市場成長率を縦軸、相対的市場シェアを横軸にとって事業や製品を4象限に分類する手法である。花形・金のなる木・問題児・負け犬という位置付けから、どこに資源を投じ、どこから引き揚げるかを判断する。金のなる木で得た資金を花形や有望な問題児に振り向ける、といった全社的な資源配分の方針を導ける。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。