モジュールの独立性(結合度と強度)とは?
モジュールの独立性(結合度と強度)とは、保守しやすい分割かどうかを測る2つの尺度。結合度はモジュール間の依存の強さで、データ結合が最も弱く(望ましく)、内容結合が最も強い。強度(凝集度)はモジュール内部のまとまりで、機能的強度が最も高く暗号的強度が最も低い。結合度は低く、強度は高くが原則。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2023年度)。
もじゅーるのどくりつせい
モジュールの独立性(結合度と強度)の意味
保守しやすい分割かどうかを測る2つの尺度。結合度はモジュール間の依存の強さで、データ結合が最も弱く(望ましく)、内容結合が最も強い。強度(凝集度)はモジュール内部のまとまりで、機能的強度が最も高く暗号的強度が最も低い。結合度は低く、強度は高くが原則。
モジュールの独立性(結合度と強度)の具体例
消費税計算と帳票印刷を1つの関数に詰めた実装は論理的強度に近く、税率改定のたびに印刷側も再テストが要る。税計算だけを引数と戻り値で完結する関数に切り出すと、機能的強度かつデータ結合となり影響範囲が閉じる。
モジュールの独立性(結合度と強度)は試験でどう引っ掛けられる?
「結合度が高い=良い」と読み違えやすい。良いのは結合度が低く強度が高い状態。共通領域を全モジュールで参照する設計は共通結合であり、便利に見えて変更の影響が全体へ波及する典型例。
モジュールの独立性(結合度と強度)と関連する用語
モジュールの独立性(結合度と強度)が出た過去問
モジュールの独立性の尺度であるモジュール結合度は、低いほど独立性が高くなる。次のうち、モジュールの独立性が最も高い結合はどれか。
正解:データ結合
要点:結合度が最も弱いのは必要な値だけを渡すデータ結合
モジュール結合度は、弱い順にデータ結合、スタンプ結合、制御結合、外部結合、共通結合、内容結合と分類される。データ結合は、必要な値だけを引数として受け渡す最も弱い結合で、モジュール間の依存が小さく独立性が最も高い。したがって設計上はデータ結合を目指すのが望ましい。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問46(IPA)モジュールの独立性を高めるには、モジュール結合度を低くする必要がある。モジュール間の情報の受渡し方法のうち、モジュール結合度が最も低いものはどれか。
正解:入出力に必要なデータ項目だけをモジュール間の引数として渡す。
要点:結合度はデータ結合が最弱。共通領域や制御の受渡しは避ける
モジュール結合度は弱いほど独立性が高く保守しやすい。選択肢の中では、処理に必要なデータ項目だけを引数として受け渡すデータ結合が最も結合度が低い。共通領域や外部宣言による共有は共通結合や外部結合にあたり、制御用の値を渡して相手の動きを決めるのは制御結合で、いずれもより結合度が高い。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問46(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。