人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)とは?
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)とは、人の行為に起因する脅威の総称。悪意のない誤操作・誤送信・紛失などの過失と、意図的な持ち出しや改ざんなどの故意に分かれる。技術的対策だけでは防げず、教育・手順・権限設計で減らす対象であることが繰り返し問われる。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2018年度〜2021年度)。
じんてききょうい
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)の意味
人の行為に起因する脅威の総称。悪意のない誤操作・誤送信・紛失などの過失と、意図的な持ち出しや改ざんなどの故意に分かれる。技術的対策だけでは防げず、教育・手順・権限設計で減らす対象であることが繰り返し問われる。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)の具体例
案内メールを送る際、宛先欄に取引先100社を並べて送信し、互いのアドレスが全員に見える状態になった。以後は一斉送信を専用ツールに限定し、宛先が一定数を超えると送信前に確認画面を出す設定へ変更した。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)は試験でどう引っ掛けられる?
人的脅威を「内部不正」だけと考えるのは狭すぎる。件数としては過失が圧倒的に多い。地震・停電などの環境要因は物理的脅威、不正プログラムは技術的脅威として区別される点も押さえる。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)と関連する用語
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)が出た過去問
安全性と信頼性について,次の方針でプログラム設計を行う場合,その方針を表す用語はどれか。 〔方針〕 不特定多数の人が使用するプログラムには,自分だけが使用するプ…
正解:フールプルーフ
要点:フールプルーフは誤操作・誤入力を前提に安全を確保する設計。
フールプルーフは、利用者が誤った操作や不正な入力をしても、システムが危険な状態に陥らないようにあらかじめ設計しておく考え方である。設問の方針は、前提条件を満たさないデータが入力された場合にエラーメッセージを出して再入力させるという、まさに誤操作を受け付けない仕組みである。故障発生後の振舞いを定めるフェールセーフなどとは着眼点が異なる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)フェールセーフの考えに基づいて設計したものはどれか。
正解:交通管制システムが故障したときには、信号機に赤色が点灯するようにする。
要点:フェールセーフは故障時に安全な側の状態へ移行させる設計
フェールセーフは、故障が起きたときにシステムを安全な側の状態へ移行させる設計思想である。交通管制システムが故障したときに信号機を赤にすれば、車両は停止するため事故が起こりにくい。故障しても機能を維持するフェールソフトや、誤操作をさせないフールプルーフとは区別する。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)信頼性設計においてフールプルーフを実現する仕組みの一つであるインタロックの例として、適切なものはどれか。
正解:動作中の機械から一定の範囲内に人間が立ち入ったことをセンサが感知したとき、機械の動作を停止させる仕組み
要点:インタロックは危険条件で動作を止めるフールプルーフの仕組み
フールプルーフは、利用者の誤操作や危険な状態を機器側で未然に防ぐ考え方であり、インタロックは条件が満たされないと動作させない(あるいは危険を検知して止める)安全機構を指す。人が危険範囲に入ったことをセンサが検知して機械を停止させる仕組みは、まさにこのインタロックの例である。フェールセーフやフェールソフトとの違いを区別しておきたい。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。