原価計算とは?
原価計算とは、製品やサービスの提供に要した費用を集計する手続き。材料費・労務費・経費という形態別の区分と、製品に直接ひも付く直接費と共通に発生する間接費という区分で捉える。間接費は配賦基準に従って各製品へ割り振るため、基準の選び方が損益に影響する。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2019年度〜2023年度)。
げんかけいさん
原価計算の意味
製品やサービスの提供に要した費用を集計する手続き。材料費・労務費・経費という形態別の区分と、製品に直接ひも付く直接費と共通に発生する間接費という区分で捉える。間接費は配賦基準に従って各製品へ割り振るため、基準の選び方が損益に影響する。
原価計算の具体例
システム開発では担当者の工数を直接労務費として案件に付け、共通の管理部門費や設備費を工数比などで配賦する。固定費も製品原価に含めるのが全部原価計算、変動費だけを製品原価とするのが直接原価計算である。
原価計算は試験でどう引っ掛けられる?
直接原価計算は固定費を期間費用として扱うため、在庫が増える期には全部原価計算より利益が小さく出る。また間接費の配賦基準が実態と合わないと、本来は採算の良い製品を赤字と誤認してしまう。
原価計算と関連する用語
原価計算が出た過去問
図に示す標準原価計算の手続について、a〜cに該当する適切な組合せはどれか。
正解:a:実際原価の計算、b:標準原価差額の計算、c:原価差異分析
要点:標準原価計算は実際原価→差額算出→差異分析の順に進む
標準原価計算は、原価標準を設定して標準原価を計算した後、実際に発生した原価を集計し、標準原価との差額(標準原価差額)を算出する。さらにその差額がなぜ生じたのかを価格差異・数量差異などに分けて原価差異分析を行い、結果を原価報告としてまとめる流れになる。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問77(IPA)原価計算基準に従い製造原価の経費に算入する費用はどれか。
正解:製品を生産している機械装置の修繕費用
要点:製造原価に入るのは製造活動のために消費した原価だけ
製造原価は、製品を作るために消費された原価であり、材料費・労務費・経費に分類される。生産設備である機械装置の修繕費用は製造活動のために発生する経費なので、製造原価の経費に算入する。製造と直接結び付かない費用や異常な原因による費用は含めない。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問76(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。