垂直統合・水平統合とは?
垂直統合・水平統合とは、垂直統合は原材料調達から販売までのサプライチェーンの上流・下流を自社で取り込む戦略。水平統合は同業種・同工程の他社を統合し規模を拡大する戦略。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2023年度)。
すいちょくとうごう・すいへいとうごう
垂直統合・水平統合の意味
垂直統合は原材料調達から販売までのサプライチェーンの上流・下流を自社で取り込む戦略。水平統合は同業種・同工程の他社を統合し規模を拡大する戦略。
垂直統合・水平統合の具体例
メーカーが原材料メーカーや販売店を買収するのは垂直統合、同業のメーカー同士が合併して市場シェアを拡大するのは水平統合。
垂直統合・水平統合は試験でどう引っ掛けられる?
方向を取り違えやすい。垂直はサプライチェーンの上流(原材料)や下流(販売)を取り込む、水平は同じ工程にいる同業他社を取り込む。また垂直統合は供給の安定と利益の取り込みが狙いだが、その裏返しとして固定費が増え環境変化への柔軟性が下がる——製造を外部に出すファブレスとは正反対の判断である。
垂直統合・水平統合と関連する用語
垂直統合・水平統合が出た過去問
多角化戦略のうち,M&Aによる垂直統合に該当するものはどれか。
正解:製鉄メーカによる鉄鋼石採掘会社の買収・合併
要点:垂直統合は調達から販売までの上流・下流を自社に取り込むこと
垂直統合は、原材料の調達から製造・販売に至る流れの上流または下流の事業を自社に取り込むことをいう。製鉄メーカが原料となる鉄鉱石の採掘会社を買収するのは、供給の上流を取り込む典型的な垂直統合である。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)半導体メーカが行っているファウンドリサービスの説明として、適切なものはどれか。
正解:他社からの製造委託を受けて、半導体製品の製造を行う。
要点:ファウンドリは受託製造専業、ファブレスは設計専業
ファウンドリは自社ブランドの製品を持たず、他社の設計に基づいて半導体の製造だけを請け負う事業形態である。対になるのが製造設備を持たず設計に専念するファブレスで、両者は分業関係にある。設計から製造・販売まで自社で一貫して行う従来型はIDM(垂直統合型)と呼ばれる。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)半導体メーカーが行っているファウンドリーサービスの説明として、適切なものはどれか。
正解:他社からの製造委託を受けて、半導体製品の製造を行う。
要点:ファウンドリーは他社設計品を受託製造する半導体事業
ファウンドリーは、自社ブランドの製品を持たず、他社から製造を受託して半導体を生産する事業形態である。設計を専門とするファブレス企業が設計した製品を、ファウンドリーが自社の製造設備で作るという分業が成立している。設計から製造・販売まで自社で行う垂直統合型はIDMと呼ばれる。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。