安全在庫とは?
安全在庫とは、需要変動や調達期間のばらつきによる欠品を防ぐために、平均需要ぶんとは別に上積みして持つ在庫。需要の標準偏差と調達期間、許容する欠品率から決まる安全係数を掛けて求める。応用情報では計算そのものより、サービス水準を上げるほど在庫費用が増えるというトレードオフの理解が問われる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2019年度〜2025年度)。
あんぜんざいこ
安全在庫の意味
需要変動や調達期間のばらつきによる欠品を防ぐために、平均需要ぶんとは別に上積みして持つ在庫。需要の標準偏差と調達期間、許容する欠品率から決まる安全係数を掛けて求める。応用情報では計算そのものより、サービス水準を上げるほど在庫費用が増えるというトレードオフの理解が問われる。
安全在庫の具体例
1日平均100個・標準偏差20個、調達期間4日の部品で欠品率を5%以内に抑えたい場合、安全係数1.65×20×√4=66個を安全在庫として積む。欠品率1%まで下げると安全係数が2.33になり在庫は約93個へ増え、保管費も4割増える。
安全在庫は試験でどう引っ掛けられる?
安全在庫は「需要の平均」ではなく「需要のばらつき」で決まる。平均需要が大きくても変動が小さければ安全在庫は少なくてよい。また調達期間の平方根に比例するので、期間を4分の1にしても安全在庫は半分にしかならない。
安全在庫と関連する用語
安全在庫が出た過去問
定量発注方式における経済的発注量を計算したところ、600個であった。発注から納入までの調達期間は5日であり、安全在庫量が30個である場合、この購買品目の発注点は…
正解:280
要点:発注点=1日平均消費量×調達期間+安全在庫量
定量発注方式の発注点は、調達期間中に消費する見込み量に安全在庫量を加えて求める。1日の平均消費量50個×調達期間5日=250個に安全在庫30個を足して280個となる。経済的発注量600個は1回に発注する量であって、発注点の計算には使わない。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)ある工場で扱っている部品Aは、使用量(需要)が一定であり、定量発注方式を採用して発注されている。この場合の経済的発注量は、グラフの年間の発注費と、年間の保管費が…
正解:1,000
要点:経済的発注量は年間発注費と年間保管費が等しくなる発注量
1回当たりの発注量をQとすると、年間の発注回数は100,000÷Qなので年間発注費は5,000×100,000÷Q、平均在庫はQ÷2なので年間保管費は1,000×Q÷2となる。両者が等しくなる条件から500,000,000÷Q=500Q、すなわちQ²=1,000,000となりQ=1,000個。経済的発注量は1,000個でエが正解。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。