完全関数従属とは?
完全関数従属とは、A→Bが成立し、かつAのどの真部分集合からもBが決定できない状態。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2020年度)。
かんぜんかんすうじゅうぞく
完全関数従属の意味
A→Bが成立し、かつAのどの真部分集合からもBが決定できない状態。
完全関数従属の具体例
(受注番号, 商品コード)→数量 は、受注番号だけでも商品コードだけでも数量が決まらないので完全関数従属。
完全関数従属は試験でどう引っ掛けられる?
決定項が単一属性なら部分関数従属はあり得ず、必ず完全関数従属になる。つまり主キーが単一列の表は自動的に第2正規形を満たす。第2正規形が排除するのは部分関数従属、第3正規形が排除するのは推移的関数従属——どちらがどちらか取り違えやすい。
完全関数従属と関連する用語
完全関数従属が出た過去問
第3正規形であることの効果又は影響に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:冗長性が排除され、データの整合性を保ちやすくなる。
要点:第3正規形は冗長性を排して更新時の不整合を防ぐ
第3正規形は、非キー属性が主キーに完全関数従属し、かつ推移的関数従属が排除された状態である。同じ事実が複数箇所に重複して保持されなくなるため、更新時の不整合(更新異常)が起こりにくくなり、データの整合性を保ちやすくなる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問27(IPA)関係"注文記録"の属性間に①〜⑥の関数従属性があり、それに基づいて第3正規形まで正規化を行って、"商品"、"顧客"、"注文"、"注文明細"の各関係に分解した。関…
正解:注文明細(注文番号, 商品番号, 数量, 販売単価)(注文番号・商品番号が主キー)
要点:明細は{注文番号,商品番号}に完全従属する属性だけを残す
第3正規形では、主キー全体に完全関数従属し、かつ推移的従属のない属性だけを同じ関係に残す。数量と販売単価は{注文番号, 商品番号}に完全従属するので、この2属性を主キーとする関係にまとめる。注文日と顧客番号は注文番号に、顧客名は顧客番号に、商品名は商品番号に従属するので別の関係へ分ける。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問28(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。