要件定義・業務要件・機能要件・非機能要件とは?
要件定義・業務要件・機能要件・非機能要件とは、システム化計画をもとに発注者が求める機能や性能を明確化する工程が要件定義。業務要件はシステムが支援すべき業務内容、機能要件はシステムが備えるべき具体的機能、非機能要件は性能・可用性・セキュリティなど機能以外に求められる品質水準を指す。
応用情報技術者試験の過去問では26回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ようけんていぎ
要件定義・業務要件・機能要件・非機能要件の意味
システム化計画をもとに発注者が求める機能や性能を明確化する工程が要件定義。業務要件はシステムが支援すべき業務内容、機能要件はシステムが備えるべき具体的機能、非機能要件は性能・可用性・セキュリティなど機能以外に求められる品質水準を指す。
要件定義・業務要件・機能要件・非機能要件の具体例
「受注から出荷までを一気通貫で処理する」が業務要件、「受注データを自動でCSV出力する」が機能要件、「同時アクセス1,000件でも3秒以内に応答する」が非機能要件。
要件定義・業務要件・機能要件・非機能要件は試験でどう引っ掛けられる?
応答速度・可用性・セキュリティ強度などの品質面の要求を機能要件と取り違えないこと。この段階のずれが後工程の手戻りの大きな原因になる。
要件定義・業務要件・機能要件・非機能要件と関連する用語
要件定義・業務要件・機能要件・非機能要件が出た過去問
過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開発を開…
正解:150
要点:期間比から全体日数を割り出し、残工程の比率を足す
期間比の合計は1.00で、システム要件定義からシステム内部設計までは0.25+0.21+0.11=0.57にあたります。これが228日なので全体は228÷0.57=400日です。プログラム開発は0.11で44日、うち半数のプログラムが完了しているので残りは22日、以降のシステム結合が0.11で44日、システムテストが0.21で84日となります。合計すると22+44+84=150日です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)システム開発委託先(受託者)から委託元(委託者)に納品される成果物に対するユーザ受入テストの適切性を確かめるためのシステム監査の要点はどれか。
正解:受託者から納品された成果物に対して、委託者が要件定義に基づきユーザ受入テストを実施していること
要点:ユーザ受入テストは委託者自身が要件定義に基づき実施する
ユーザ受入テストは、納品された成果物が自分たちの要件を満たしているかを委託者自身が確かめる工程である。したがって監査の要点は、委託者が自ら定義した要件定義に基づいてテストを実施しているかどうかになる。受託者や監査人がこれを代行しては、受入れの意味が失われる。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、表の全ての作業を完了させるために必要な期間は最短で何日間か。
正解:100
要点:全体の最短期間は最長経路であるクリティカルパスで決まる
最長の経路(クリティカルパス)を求めればよい。要件定義30→設計20→製造25→テスト15→利用者教育10の経路は合計100日である。もう一方の要件定義30→設計20→利用者マニュアル作成20→利用者教育10の経路は80日で、こちらは20日の余裕がある。したがって全体の最短期間は100日となる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)過去のプロジェクトの開発実績に基づいて構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開…
正解:150
要点:期間比から全体期間を逆算し、残工程分だけを積み上げる
要件定義から内部設計までの期間比は0.25+0.21+0.11=0.57で、これが228日なので全体は400日となる。残る工程はプログラム開発0.11、システム結合0.11、システムテスト0.21である。プログラム開発は400×0.11=44日のうち半分の22日が残っているので、22+44+84=150日となる。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)システム管理基準(令和5年)における,ユーザ受入テストに関する監査のチェックポイントとして,適切なものはどれか。
正解:構築された情報システムに,業務要件が適切に反映されていることを確認するために,利用者の立場からテストされていること
要点:ユーザ受入テストは業務要件の充足を利用者の立場で確認する
ユーザ受入テストは、出来上がった情報システムが業務要件を満たしているかを、開発側ではなく利用者の立場から確認するテストである。したがって監査のチェックポイントも、業務要件が適切に反映されているかを利用者の視点で検証しているか、という点になる。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。