認証局(CA)とは?
認証局(CA)とは、ディジタル証明書を発行し、公開鍵とその持ち主の対応関係を保証する第三者機関。利用者や組織の身元を確認したうえで証明書に自らの署名を付与し、信頼の起点となる。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2017年度〜2025年度)。
にんしょうきょく
認証局(CA)の意味
ディジタル証明書を発行し、公開鍵とその持ち主の対応関係を保証する第三者機関。利用者や組織の身元を確認したうえで証明書に自らの署名を付与し、信頼の起点となる。
認証局(CA)の具体例
企業がWebサーバの証明書を取得する際、認証局に申請書類を提出し、審査を経て証明書が発行される。
認証局(CA)は試験でどう引っ掛けられる?
認証局が発行するのは証明書であって、利用者の秘密鍵を預かって管理する機関ではない。また申請の受付・本人確認を担う登録局(RA)と、証明書を発行する認証局(CA)は役割が分かれている点も問われる。
認証局(CA)と関連する用語
認証局(CA)が出た過去問
認証局が発行するCRLに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:CRLには、有効期限内のディジタル証明書のうち失効したディジタル証明書と失効した日時の対応が提示される。
要点:CRLは有効期限内に失効した証明書の一覧である
CRLは認証局が発行する証明書失効リストで、有効期限内であるにもかかわらず、秘密鍵の漏えいや所属変更などの理由で失効させたディジタル証明書のシリアル番号と、失効した日時が登録される。検証側はCRLを取得して、対象の証明書が失効していないかを確認する。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問36(IPA)A社のWebサーバは,サーバ証明書を使ってTLS通信を行っている。PCからA社のWebサーバへのTLSを用いたアクセスにおいて,当該PCがサーバ証明書を入手した…
正解:サーバ証明書の正当性を,認証局の公開鍵を使って検証する。
要点:認証局の公開鍵はサーバ証明書の署名検証に使う
サーバ証明書には認証局が自身の秘密鍵で付けた署名が含まれている。PCは、あらかじめ持っている認証局の公開鍵でこの署名を検証し、証明書が改ざんされておらず正当な認証局が発行したものであることを確かめる。共通鍵のやり取りには証明書に入っているサーバの公開鍵を使う。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問37(IPA)認証局が発行するCRLに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:CRLには、有効期限内のディジタル証明書のうち失効したディジタル証明書のシリアル番号と失効した日時の対応が提示される。
要点:CRLは有効期限内に失効した証明書の番号と日時の一覧
CRL(証明書失効リスト)は認証局が定期的に発行するリストで、有効期限内でありながら失効させられた証明書のシリアル番号と失効日時が載る。秘密鍵そのものは載らず、有効期限切れの証明書は自然に無効になるため登録の対象外である。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問36(IPA)OCSPクライアントとOCSPレスポンダとの通信に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:ディジタル証明書のシリアル番号、証明書発行者の識別名(DN)のハッシュ値などをOCSPレスポンダに送信し、その応答でディジタル証明書の有効性を確認する。
要点:OCSPは証明書の識別情報を送り有効性を即時に確認する
OCSPは、証明書の有効性を認証局側のレスポンダにその都度問い合わせるプロトコルである。クライアントは証明書全体ではなく、シリアル番号や発行者名・発行者公開鍵のハッシュ値といった識別情報を送り、有効・失効・不明のいずれかの応答を受け取る。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問38(IPA)CRLに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:認証局は、有効期限内のデジタル証明書が失効されたとき、そのシリアル番号をCRLに記載する。
要点:CRLは有効期限内に失効した証明書のシリアル番号の一覧
CRL(証明書失効リスト)は、有効期限内であるにもかかわらず鍵の危殆化などの理由で失効させられた証明書のシリアル番号と失効日時を、認証局が署名して公開する一覧である。有効期限が切れた証明書はそもそも無効なのでCRLに載せ続ける必要はない。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。