魔の川・死の谷・ダーウィンの海とは?
魔の川・死の谷・ダーウィンの海とは、研究成果が事業として実を結ぶまでに立ちはだかる3つの障壁。基礎研究から製品開発へ移る段階の壁が魔の川、開発から事業化(量産・市場投入)へ移る段階の壁が死の谷、事業化した製品が競合との競争を勝ち抜いて産業として定着するまでの壁がダーウィンの海。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2024年度)。
まのかわ・しのたに・だーうぃんのうみ
魔の川・死の谷・ダーウィンの海の意味
研究成果が事業として実を結ぶまでに立ちはだかる3つの障壁。基礎研究から製品開発へ移る段階の壁が魔の川、開発から事業化(量産・市場投入)へ移る段階の壁が死の谷、事業化した製品が競合との競争を勝ち抜いて産業として定着するまでの壁がダーウィンの海。
魔の川・死の谷・ダーウィンの海の具体例
大学発の新素材が論文段階から試作品化に進めないのが魔の川、試作はできたが量産設備投資の承認が下りず立ち消えるのが死の谷、発売はしたが競合の低価格品に押されて撤退するのがダーウィンの海。段階ごとに必要な資源(研究費・投資・販売力)が違う。
魔の川・死の谷・ダーウィンの海は試験でどう引っ掛けられる?
3つの順序と、それぞれが「どの段階の間にあるか」の対応を入れ替えた選択肢が定番。特に死の谷は資金・投資判断の壁、ダーウィンの海は市場競争の壁という違いを押さえる。イノベーションのジレンマとは論点(既存企業の合理性)が別である。
魔の川・死の谷・ダーウィンの海と関連する用語
魔の川・死の谷・ダーウィンの海が出た過去問
技術経営における課題のうち、"死の谷"を説明したものはどれか。
正解:先進的な製品開発に成功しても、事業化するためには更なる困難が立ちはだかっている。
要点:死の谷は開発成功から事業化までの間に立ちはだかる壁
技術経営では、研究から事業化に至る過程の障壁を段階的に呼び分けます。魔の川は研究成果を製品開発へ結び付ける段階、死の谷は開発した製品を事業として立ち上げる段階、ダーウィンの海は市場で競争に勝ち残る段階の障壁です。死の谷は、技術的には成功しても資金や量産体制、販路といった事業化の壁に阻まれる状況を指します。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問70(IPA)企業における研究、開発、事業化、そして産業化へとステージが移行する過程の中で、事業化から産業化に移行するときの、競合製品との競争過程にある障壁を何と呼ぶか。
正解:ダーウィンの海
要点:ダーウィンの海は事業化から産業化へ至る競争の壁
技術の事業化過程には3つの障壁が語られる。研究から開発へ進めない壁が魔の川、開発から事業化に至れない壁が死の谷、そして事業化した製品が市場で競合と戦い産業として定着できるかの壁がダーウィンの海である。設問は事業化から産業化への段階なのでダーウィンの海に当たる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問70(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。