OSSライセンスとは?
OSSライセンスとは、ソースコードを公開し、利用・改変・再配布を認める代わりに条件を課す使用許諾の総称。無償であっても著作権は放棄されておらず、著作権表示の保持、改変部分の開示、派生物への同一ライセンス適用(コピーレフト)といった条件に違反すれば著作権侵害となる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2025年度)。
おーえすえすらいせんす
OSSライセンスの意味
ソースコードを公開し、利用・改変・再配布を認める代わりに条件を課す使用許諾の総称。無償であっても著作権は放棄されておらず、著作権表示の保持、改変部分の開示、派生物への同一ライセンス適用(コピーレフト)といった条件に違反すれば著作権侵害となる。
OSSライセンスの具体例
自社製品にコピーレフト型のライブラリを静的リンクして配布した場合、製品側のソース開示義務が及びうる。そのため調達段階で部品構成表を作り、社内利用にとどめる部品と、配布物に含めてよい許諾型の部品を分けて管理する。
OSSライセンスは試験でどう引っ掛けられる?
「OSSだから自由に使え、著作権を気にしなくてよい」は典型的な誤り。また利用者を特定分野に限る、改変を禁じるといった条件はオープンソースの定義に反する。配布しなければ開示義務が生じない類型がある点も論点。
OSSライセンスと関連する用語
OSSライセンスが出た過去問
オープンソースライセンスのGNU GPL(GNU General Public License)の説明のうち,適切なものはどれか。
正解:GPLであるソースコードの派生物のライセンスは,無条件にGPLとなる。
要点:GPLはコピーレフトで派生物にも同じライセンスが及ぶ
GPLはコピーレフトを採用しており、GPLのソースコードを組み込んで作った派生物を配布する場合、その派生物全体にもGPLを適用しなければならない。一部だけを使った場合でも派生物であればGPLが及び、開発者が別のライセンスを選ぶことはできない。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問19(IPA)表は,OSSのライセンスごとに,そのライセンスのOSSを利用したプログラムを配布するとき,ソースコードを公開しなければならないかどうかを示す。a~dに入れるライ…
正解:a:GPL b:LGPL c:MPL d:BSD
要点:公開義務の強さはGPL>LGPL>MPL>BSDの順
GPLは強いコピーレフトで、改変物も静的・動的いずれのリンクでもソース公開義務が及ぶ。LGPLはライブラリ用に緩和され、改変物と静的リンクには義務が及ぶが、動的リンクなら利用側のソース公開は不要になる。MPLはファイル単位のコピーレフトで、改変したファイルの公開は必要だがリンクした自作部分は対象外。BSDは公開義務のない寛容型ライセンスである。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。