予防的統制・発見的統制とは?
予防的統制・発見的統制とは、予防的統制は誤りや不正の発生そのものを防ぐ統制(入力チェック、権限設定、職務分掌)、発見的統制は発生した誤りや不正を事後に検出する統制(残高照合、ログレビュー、分析的手続)。両者を組み合わせて多層的に守る。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2018年度)。
よぼうてきとうせい・はっけんてきとうせい
予防的統制・発見的統制の意味
予防的統制は誤りや不正の発生そのものを防ぐ統制(入力チェック、権限設定、職務分掌)、発見的統制は発生した誤りや不正を事後に検出する統制(残高照合、ログレビュー、分析的手続)。両者を組み合わせて多層的に守る。
予防的統制・発見的統制の具体例
予防的統制としてアクセス権を最小化し、発見的統制として特権操作のログを定期レビューする。
予防的統制・発見的統制は試験でどう引っ掛けられる?
「事後に異常を検知したい」場面では、財務指標の期間比較のような発見的統制が適切。予防的統制では既に起きた事象は検出できない。
予防的統制・発見的統制と関連する用語
予防的統制・発見的統制が出た過去問
債権管理システムから出力された債権残高の集計処理結果を用いて,経理部門が事後的に実施できる,異常の有無の検証に有効な方法はどれか。
正解:スプレッドシートを用いた売掛債権回転期間の前年同期比較チェック
要点:事後の異常検知には財務指標の期間比較などの発見的統制が有効
問われているのは、処理後に経理部門が集計結果を使って行える発見的統制である。売掛債権回転期間のような財務指標を前年同期と比較すれば、集計値の水準が異常であることを事後的に検知できる。自動マッチングやフォーマットチェック、アクセス制御はいずれも処理の時点で誤りや不正を防ぐ予防的統制であり、事後検証の手段ではない。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問10(IPA)債権管理システムから出力された債権残高の集計処理結果を用いて,経理部門が事後的に実施できる,債権残高に関する異常の有無の検証に有効な方法はどれか。
正解:スプレッドシートを用いた売掛債権回転期間の前年同期比較チェック
要点:事後の異常検知には財務指標の期間比較という発見的統制が有効
問われているのは処理後に集計結果を用いて行える発見的統制である。売掛債権回転期間を前年同期と比較すれば、残高水準の異常を事後的に検知でき、原因調査の端緒になる。自動マッチングやフォーマットチェック、アクセス制御は処理時点で誤りや不正を防ぐ予防的統制であり、事後の検証手段ではない。
出典:平成30年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。