契約不適合責任とは?
契約不適合責任とは、引き渡された目的物が種類・品質・数量に関して契約の内容に適合しない場合に売主・請負人が負う責任。買主・注文者は、履行の追完請求を軸に、代金減額請求、損害賠償請求、契約解除を求めることができる。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2021年度〜2023年度)。
けいやくふてきごうせきにん
契約不適合責任の意味
引き渡された目的物が種類・品質・数量に関して契約の内容に適合しない場合に売主・請負人が負う責任。買主・注文者は、履行の追完請求を軸に、代金減額請求、損害賠償請求、契約解除を求めることができる。
契約不適合責任の具体例
納品されたシステムが要件を満たさない場合、まず修補(追完)を求め、応じられなければ減額や解除を検討する。
契約不適合責任は試験でどう引っ掛けられる?
かつての「瑕疵担保責任」と異なり、救済の中心は追完請求。4つの救済手段を並べる出題が多い。
契約不適合責任と関連する用語
契約不適合責任が出た過去問
A社は、B社に発注したソフトウェア開発と、それを稼働させるサーバとクライアントPCの売買が、契約内容に適合しない事実を知った。民法の契約不適合責任に関する記述と…
正解:A社には、契約不適合の程度に応じた目的物の修補、代替物又は不足分の引渡し、損害賠償、契約の解除、履行の追完請求後の報酬減額を求める権利がある。
要点:契約不適合には追完請求を軸に減額・賠償・解除の救済が用意される
改正民法の契約不適合責任では、買主・注文者は、修補や代替物・不足分の引渡しといった履行の追完請求を第一に行い、追完がされない場合には報酬(代金)の減額請求ができる。さらに要件を満たせば損害賠償請求と契約の解除も可能で、これらの救済が段階的に用意されている。損害賠償には債務者の帰責事由が必要で、無過失責任ではない。
出典:令和3年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問15(IPA)A社は、B社にソフトウェアの開発を委託し、それを稼働させるためのサーバとクライアントPCを購入したところ、目的物となる納品物が、契約内容に適合しない事実を知った…
正解:A社には、契約不適合の程度に応じた目的物の修補、代替物又は不足分の引渡し、損害賠償、契約の解除、及び履行の追完請求を行ったが履行の追完がなされない場合における代金の減額を求める権利がある。
要点:契約不適合責任では追完・減額・賠償・解除を請求できる
改正民法の契約不適合責任では、買主・注文者に、履行の追完請求(修補・代替物や不足分の引渡し)、追完がなされない場合の代金減額請求、損害賠償請求、契約の解除という救済手段が認められる。特約がなければこの原則どおりの権利をA社が持つ。
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。