心の警備とは?
心の警備とは、集団思考の兆候の一つで、集団の一体感を守るために、不都合な情報や異論をリーダーや集団に届かせないようにする働き。情報と伝達の統制を弱める要因になる。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2020年度)。
こころのけいび
心の警備の意味
集団思考の兆候の一つで、集団の一体感を守るために、不都合な情報や異論をリーダーや集団に届かせないようにする働き。情報と伝達の統制を弱める要因になる。
心の警備の具体例
部下が把握した不利な調査結果を、上司が「余計な混乱を招く」として経営会議に上げない。
心の警備は試験でどう引っ掛けられる?
マインドガードとも呼び、自己検閲との違いが狙われる。自己検閲は本人が異論を口に出さないこと、心の警備は他のメンバーが不都合な情報をリーダーや集団に届かせないよう遮ること。誰が情報を止めるかで区別する。
心の警備と関連する用語
心の警備が出た過去問
技術者倫理における集団思考の問題点として,アーヴィング・ジャニスが指摘した八つの兆候のうち,"心の警備"の説明として,適切なものはどれか。
正解:集団に新しく加わったメンバなどが異議を唱える場合には,それを阻止して,集団を保護しようとする。
要点:心の警備は異論や不都合な情報を集団に届かせない働き
集団思考の兆候のうち心の警備、いわゆるマインドガードは、集団の合意を揺るがす情報や異論が集団に届かないよう、特定のメンバが門番のように遮る現象を指す。外部からの警告や新規メンバの異議を封じることで、集団は自らの判断が正しいという幻想を保ってしまう。他の選択肢は無謬性の幻想、全員一致の幻想、同調圧力の説明である。
出典:平成30年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問14(IPA)技術者倫理における集団思考の問題点として、アーヴィング・ジャニスが指摘した八つの兆候のうち、“心の警備”の説明として、適切なものはどれか。
正解:集団に新しく加わったメンバなどが異議を唱える場合には、それを阻止して、集団を保護しようとする。
要点:心の警備は不都合な情報や異論を遮断して集団を守る兆候
集団思考(グループシンク)を論じたジャニスは、その兆候の一つに「心の警備(マインドガード)」を挙げた。これは一部のメンバが、集団の合意を揺るがす情報や異論を他のメンバに届かないよう遮断し、都合の悪い事実から集団を守ろうとする振る舞いを指す。似た兆候である無謬性の幻想、斉一性の圧力、沈黙を同意とみなす見かけ上の全員一致との区別が問われている。
出典:令和2年度 10月 システム監査技術者試験 am2 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。