承認統制とは?
承認統制とは、取引や処理を実行する前に、権限を持つ者が内容を確かめて許可する統制。金額や種類に応じた権限の階層を定めて運用する。監査では、権限表と実際のシステム設定が一致しているか、承認者が内容を確認できる情報を見ているかが問われる。
システム監査技術者試験の過去問では1回出題されています。
しょうにんとうせい
承認統制の意味
取引や処理を実行する前に、権限を持つ者が内容を確かめて許可する統制。金額や種類に応じた権限の階層を定めて運用する。監査では、権限表と実際のシステム設定が一致しているか、承認者が内容を確認できる情報を見ているかが問われる。
承認統制の具体例
500万円を超える発注は部長承認とする規程に対し、監査人は発注データを金額で並べ替え、490万円台の発注が期末に集中していないかを分析する。分割発注で承認を回避した疑いがあれば、同一取引先・同一日の発注をまとめて追跡する。
承認統制は試験でどう引っ掛けられる?
承認欄に印や記録があれば有効と判断する誤り。承認者が判断材料となる資料を見ていない形式的な承認は、統制として機能しない。またシステム上の承認者が代理設定で常時肩代わりされていないかも確かめる必要がある。
承認統制と関連する用語
承認統制が出た過去問
金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和5年)”に基づき、出荷管理システムを利用している出荷の正当性に関する業務処理統制についての監査…
正解:出荷管理システムから出力された日別出荷一覧表を入手し、出荷業務責任者の承認印を確認する。
要点:承認統制の運用検証は実際の帳票に残る承認証跡の確認が直接的
出荷の正当性に関する業務処理統制とは、正当な出荷だけが処理されるよう承認を経る仕組みである。その運用状況を確かめるには、実際に出力された日別出荷一覧表を入手し、責任者の承認が確かに行われた証跡を確認するのが直接的である。サーバ設置環境の観察やヒアリング、プログラム自体の検証は、それぞれ別の統制領域や整備状況の確認手続に当たる。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問3(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。