経営者確認書・記述書とは?
経営者確認書・記述書とは、受託業務に係る内部統制の保証において、受託会社自身が作成する文書。記述書は提供する業務と関連する統制の内容を記述したもの、確認書は記述書の内容が適正であることを受託会社の経営者が表明する文書。
システム監査技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2021年度)。
けいえいしゃかくにんしょ・きじゅつしょ
経営者確認書・記述書の意味
受託業務に係る内部統制の保証において、受託会社自身が作成する文書。記述書は提供する業務と関連する統制の内容を記述したもの、確認書は記述書の内容が適正であることを受託会社の経営者が表明する文書。
経営者確認書・記述書の具体例
データ処理を受託する会社が、処理の流れと組み込んだ統制を記述書にまとめ、経営者名の確認書を添えて監査人に提出する。
経営者確認書・記述書は試験でどう引っ掛けられる?
この2つは受託会社が作成し、保証報告書だけが監査人の作成物である。
経営者確認書・記述書と関連する用語
経営者確認書・記述書が出た過去問
日本公認会計士協会の監査・保証実務委員会実務指針第86号“受託業務に係る内部統制の保証報告書”に基づいて作成される文書と作成者の適切な組合せはどれか。ここで,受…
正解:保証報告書:監査人 システムに関する記述書:被監査会社(受託会社) 受託会社確認書:被監査会社(受託会社)
要点:保証報告書は監査人、記述書と確認書は受託会社自身が作成する
受託業務に係る内部統制の保証業務では、役割分担が明確に分かれている。保証報告書は独立した立場で意見を表明する監査人が作成し、統制の設計と運用を説明するシステムに関する記述書、およびその記述の正確性を裏付ける確認書は、対象となる受託会社自身が作成する。除外方式では再受託会社の統制は対象範囲から外れるため、再受託会社が確認書を作る関係にはならない。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問6(IPA)財務処理に係るクラウドサービスを委託している場合に委託元会社が入手することのある,日本公認会計士協会の監査・保証実務委員会実務指針第86号"受託業務に係る内部統…
正解:保証報告書:監査人 / システムに関する記述書:被監査会社(受託会社) / 受託会社確認書:被監査会社(受託会社)
要点:保証報告書は監査人、記述書と確認書は受託会社自身が作成する
受託業務に係る内部統制の保証業務では、独立した立場の監査人が保証報告書を作成し、統制の設計と運用を説明するシステムに関する記述書、およびその記述が正確である旨を表明する確認書は、対象となる受託会社自身が作成する。除外方式では再受託部分を保証範囲から外すため、再受託会社が確認書を作る関係にはならない。
出典:令和1年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問4(IPA)財務報告に関連する業務についてクラウドサービスを委託している場合、日本公認会計士協会の監査・保証実務委員会保証業務実務指針3402“受託業務に係る内部統制の保証…
正解:保証報告書:受託会社監査人、システムに関する記述書:受託会社、受託会社確認書:受託会社
要点:記述書と確認書は受託会社、保証報告書は受託会社監査人が作成する
保証業務実務指針3402の枠組みでは、受託会社が自らの内部統制の状況を「システムに関する記述書」としてまとめ、その記述が適正で統制が有効に整備・運用されている旨を「受託会社確認書」で表明する。これを受託会社監査人が検証し、結論を「保証報告書」として発行する。除外方式では再委託部分を記述書の範囲から外すため、確認書の作成者は再受託会社ではなく受託会社のままである。
出典:令和3年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。