UML(統一モデリング言語)とは?
UML(統一モデリング言語)とは、構造と振る舞いを図で表す標準化された記法群。クラス図・シーケンス図・状態機械図・アクティビティ図などがあり、要求分析では「業務の流れ」「登場する物と関係」「状態の遷移」を関係者間で誤解なく共有するために使う。記法が標準なので引き継ぎや外部委託で解釈が割れにくい。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2023年度〜2025年度)。
とういつもでりんぐげんご
UML(統一モデリング言語)の意味
構造と振る舞いを図で表す標準化された記法群。クラス図・シーケンス図・状態機械図・アクティビティ図などがあり、要求分析では「業務の流れ」「登場する物と関係」「状態の遷移」を関係者間で誤解なく共有するために使う。記法が標準なので引き継ぎや外部委託で解釈が割れにくい。
UML(統一モデリング言語)の具体例
承認フローの要求確認にはアクティビティ図(分岐と並行)、外部システム連携の責務確認にはシーケンス図(誰がいつ何を呼ぶか)、契約の有効/停止/解約といった業務ルールの確認には状態機械図、と目的で図を選び分ける。全図を網羅的に描く必要はない。
UML(統一モデリング言語)は試験でどう引っ掛けられる?
クラス図は「データ構造の図」ではなく責務と関連の図で、多重度や関連の向きが業務ルールそのものを表す。またシーケンス図は時間順の相互作用、アクティビティ図は制御フローと並行性を表すもので、用途が違う。
UML(統一モデリング言語)と関連する用語
UML(統一モデリング言語)が出た過去問
UMLを用いて表した図のデータモデルを関係データベース上に実装する際の解釈のうち、適切なものはどれか。
正解:“付加情報”表には“顧客”表に対する参照制約を指定する。
要点:集約される側の表が、集約する側への参照制約を持つ
付加情報は顧客に集約され、注文主というロールで顧客と結び付いている。関係データベースに実装すると、付加情報側が顧客の主キーを外部キーとして保持することになるため、付加情報表には顧客表に対する参照制約を指定する。指定送付先の関連は注文側が付加情報を参照する形になり、向きが逆である点に注意する。
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問21(IPA)データモデルを解釈してオブジェクト図を作成した。解釈の誤りを適切に指摘した記述はどれか。ここで、モデルの表記にはUMLを用い、オブジェクト図の一部の属性の表示は…
正解:“123456:注文”が複数の商品にリンクしているのは、誤りである。
要点:多対1の側は1件しか結べない。多重度の上限違反を見抜く
データモデルでは顧客と注文が1対多、注文と商品が多対1で結ばれている。注文側から見ると、1件の注文が対応づく商品はちょうど一つに限られ、逆に1つの商品は多数の注文から参照されうる、という構造になる。オブジェクト図で1件の注文が二つの商品インスタンスにリンクしているのは、この多重度の上限を超えており、モデルと矛盾する。なお、1顧客が複数の注文をもつことや、まだ注文されていない商品が存在することは、モデル上いずれも許容される。
出典:令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。