デジタルフォレンジックスとは?
デジタルフォレンジックスとは、事故や不正の際に、電子的な記録を法的な証拠として通用する形で保全、分析する技術と手続。取得の順序や保管の連鎖を記録することが要点となる。監査では事前の手順整備と、初動で証拠を壊さない体制を確かめる観点で問われる。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2021年度〜2023年度)。
でじたるふぉれんじっくす
デジタルフォレンジックスの意味
事故や不正の際に、電子的な記録を法的な証拠として通用する形で保全、分析する技術と手続。取得の順序や保管の連鎖を記録することが要点となる。監査では事前の手順整備と、初動で証拠を壊さない体制を確かめる観点で問われる。
デジタルフォレンジックスの具体例
不正アクセスの疑いが生じた際、担当者が真っ先に端末を再起動して揮発性の情報を失った事例を検証する。手順書に電源を落とさず複製を取得する旨と、複製のハッシュ値を記録して保管者の受渡しを台帳に残す運用が定められているかを確認する。
デジタルフォレンジックスは試験でどう引っ掛けられる?
調査の技術力よりも、証拠の同一性と保管の連続性を説明できるかが決め手になる。またログの保存期間が短ければ調査は成立しないため、事故発生後ではなく平時のログ設計の段階で評価しておく必要がある。
デジタルフォレンジックスと関連する用語
デジタルフォレンジックスが出た過去問
外部から侵入されたサーバ及びそのサーバに接続されていた記憶媒体を調査対象としてディジタルフォレンジックスを行うことになった。このとき、稼働状態にある調査対象のサ…
正解:d → c → a → b
要点:証拠保全は揮発性の高いものから順に採取する
ディジタルフォレンジックスでは、消えやすい証拠から先に保全する「揮発性の順序」の原則に従う。ルーティングテーブルなどメモリ上の実行時情報は電源断で失われるため最優先で採取し、次にハードディスク上のファイル、続いて遠隔のログサーバに残る記録、最後に書換えの起きないCDのような媒体を扱う。したがってd→c→a→bの順が適切である。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問17(IPA)外部から侵入されたサーバ及びそのサーバに接続されていた記憶媒体を調査対象としてデジタルフォレンジックスを行うことになった。このとき、稼働状態にある調査対象のサー…
正解:d→c→a→b
要点:証拠保全は揮発性の高いものから順に行う
デジタルフォレンジックスでは、消えやすい証拠から先に保全するという揮発性の順序(order of volatility)に従う。ルーティングテーブルなどのメモリ上の状態は電源断や時間経過で失われるため最優先で、次にハードディスク上のファイル、その後は遠隔ログサーバの記録、最後に内容が変化しないCDなどの媒体という順になる。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。