ド・モルガンの法則とは?
ド・モルガンの法則とは、論理式の変形則で、「AかつBの否定」は「Aの否定またはBの否定」に等しく、「AまたはBの否定」は「Aの否定かつBの否定」に等しい。負論理の信号を扱う回路図の読解や、NANDだけで任意の論理を作る際の基礎になる。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2018年度)。
どもるがんのほうそく
ド・モルガンの法則の意味
論理式の変形則で、「AかつBの否定」は「Aの否定またはBの否定」に等しく、「AまたはBの否定」は「Aの否定かつBの否定」に等しい。負論理の信号を扱う回路図の読解や、NANDだけで任意の論理を作る際の基礎になる。
ド・モルガンの法則の具体例
入力をあらかじめ反転してNANDに入れると、出力は論理和(OR)になる。
ド・モルガンの法則は試験でどう引っ掛けられる?
否定を各項へ配るときにANDとORが入れ替わる。 演算子はそのままに否定だけを配ってしまう誤りが定番で、NOT(A AND B) は NOT A OR NOT B であって NOT A AND NOT B ではない。
ド・モルガンの法則と関連する用語
ド・モルガンの法則が出た過去問
NAND素子を用いた次の組合せ回路の出力Zを表す式はどれか。ここで、論理式中の“・”は論理積、“+”は論理和、“X̄”はXの否定を表す。
正解:X+Y
要点:否定入力同士のNANDはド・モルガンで論理和になる
NANDは両入力を同じ信号にすると否定(インバータ)として働くので、1段目でXとYの否定がそれぞれ得られる。2段目はその2つを入力とするNANDなので、出力は「XバーとYバーの論理積」の否定になる。ド・モルガンの法則を適用すると、これはXとYの論理和に等しい。NANDだけであらゆる論理が組めることを確かめる典型的な回路である。
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問14(IPA)NAND素子を用いた次の組合せ回路の出力Zを表す式はどれか。ここで、論理式中の“・”は論理積、“+”は論理和、“Xバー”はXの否定を表す。
正解:X+Y
要点:NANDでNOTを作り再度NANDするとORが得られる
NANDは2入力を短絡すると否定(NOT)として働くので、前段の2素子はXバーとYバーを作る。後段のNANDはこれらを入力とするので出力はXバーとYバーの論理積の否定になる。ド・モルガンの法則によりこれはX+Yと等しく、この回路全体はORとして機能する。
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問12(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。