実効アクセス時間とは?
実効アクセス時間とは、ヒット率で重み付けした記憶階層の平均アクセス時間。「ヒット率×高速側の時間+(1-ヒット率)×低速側の時間」で求める。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2020年度)。
じっこうあくせすじかん
実効アクセス時間の意味
ヒット率で重み付けした記憶階層の平均アクセス時間。「ヒット率×高速側の時間+(1-ヒット率)×低速側の時間」で求める。
実効アクセス時間の具体例
キャッシュ10ナノ秒、主記憶100ナノ秒、ヒット率95%なら、0.95×10+0.05×100=14.5ナノ秒。
実効アクセス時間は試験でどう引っ掛けられる?
ミス時の時間を「主記憶の時間だけ」とするか「キャッシュ探索時間+主記憶」とするかは問題文の定義に従う。定義を読み違えると答えがずれる。
実効アクセス時間と関連する用語
実効アクセス時間が出た過去問
キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の1/30で、ヒット率が95%のとき、主記憶の実効アクセス時間は、主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。
正解:0.08
要点:実効時間=ヒット率×高速側+ミス率×低速側
実効アクセス時間は、ヒットしたときとミスしたときの時間を、それぞれの確率で重み付けした期待値になる。主記憶のアクセス時間を1とすればキャッシュは1/30なので、0.95×(1/30)+0.05×1 を計算する。前半が約0.032、後半が0.05で、合計は約0.08倍となる。ヒット率が高くてもミス時の重い代償が効いてくる点が読み取りどころである。
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問2(IPA)キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の1/30で、ヒット率が95%のとき、実効メモリアクセス時間は、主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。
正解:0.08
要点:実効アクセス時間はヒット率で重み付けした加重平均で求める
実効アクセス時間は、ヒット時とミス時の時間をそれぞれの確率で重み付けして足し合わせる。主記憶のアクセス時間を1とすると、キャッシュは1/30なので、0.95×(1/30)+0.05×1=約0.0317+0.05=約0.082となる。したがって主記憶アクセス時間の約0.08倍である。
出典:令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。