耐タンパ性とは?
耐タンパ性とは、機器を分解・解析して内部の秘密情報や回路構成を読み取ろうとする行為に対する耐性。配線の難読化、樹脂による封止、開封を検知したら鍵情報を消去する自己破壊機構、電圧・温度・クロックの異常監視などで実現する。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2025年度)。
たいたんぱせい
耐タンパ性の意味
機器を分解・解析して内部の秘密情報や回路構成を読み取ろうとする行為に対する耐性。配線の難読化、樹脂による封止、開封を検知したら鍵情報を消去する自己破壊機構、電圧・温度・クロックの異常監視などで実現する。
耐タンパ性の具体例
ICカードやセキュリティチップは、パッケージをこじ開けようとすると内部の記憶内容を破壊して情報を守る。
耐タンパ性は試験でどう引っ掛けられる?
守っているのは物理的な分解・解析に対する耐性であって、暗号アルゴリズムの強度そのものではない。鍵長を伸ばしても内部を読み出されれば意味がないのが分岐点。通信路の盗聴を防ぐ暗号化や、起動時の改ざん検知(セキュアブート)とも守る対象が違う。
耐タンパ性と関連する用語
耐タンパ性が出た過去問
マイクロプロセッサの耐タンパ性を向上させる手法として、適切なものはどれか。
正解:チップ内部を物理的に解析しようとすると、内部回路が破壊されるようにする。
要点:耐タンパ性は物理解析時に内部を壊して情報を守る
耐タンパ性とは、装置を分解したり内部を観測したりして秘密情報を取り出そうとする行為に抵抗する性質である。チップの封止を開けたり配線を削ったりといった物理的な解析が試みられたときに、回路や記憶内容が壊れて情報を読み出せなくする仕組みは、この性質を高める代表的な手法である。解析の手掛かりになるものを残さない設計も併せて重要になる。
出典:平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問14(IPA)IoT機器においてもセキュリティ対応は重要であり、脆弱性対策の一つに耐タンパ性を高める方法がある。耐タンパ性を高める方法として、適切なものはどれか。
正解:IoT機器の内部構造や動作状態の解析を困難にする機構をもたせる。
要点:耐タンパ性は分解・解析を困難にする性質
耐タンパ性とは、機器を分解・解析されても内部の情報や仕組みを容易には読み取れない性質を指す。回路や記憶内容の解析を妨げる構造、開封を検知して鍵を消去する仕組み、デバッグ端子の封鎖などによって高められる。物理的に手元に置かれる可能性があるIoT機器では特に重要になる。
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。