テスト技法(ホワイトボックステスト・ブラックボックステスト)とは?
テスト技法(ホワイトボックステスト・ブラックボックステスト)とは、プログラムのテスト設計手法の分類。ホワイトボックステストはプログラムの内部構造(分岐やループ)に着目し、命令網羅・分岐網羅・条件網羅などの基準でテストケースを作る。ブラックボックステストは内部構造を見ずに入力と出力の関係だけに着目し、同値分割・限界値分析などの技法でテストケースを作る。
基本情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2017年度〜2022年度)。
てすとぎほう
テスト技法(ホワイトボックステスト・ブラックボックステスト)の意味
プログラムのテスト設計手法の分類。ホワイトボックステストはプログラムの内部構造(分岐やループ)に着目し、命令網羅・分岐網羅・条件網羅などの基準でテストケースを作る。ブラックボックステストは内部構造を見ずに入力と出力の関係だけに着目し、同値分割・限界値分析などの技法でテストケースを作る。
テスト技法(ホワイトボックステスト・ブラックボックステスト)の具体例
「0〜100の範囲を受け付ける」仕様に対し、限界値分析では境界付近の値(-1, 0, 100, 101)を重点的にテストし、境界のバグを見つけやすくする。分岐網羅では、プログラム中のif文の真偽両方の分岐を少なくとも1回は通るようにテストケースを設計する。
テスト技法(ホワイトボックステスト・ブラックボックステスト)は試験でどう引っ掛けられる?
「命令網羅」(すべての命令行を最低1回実行)と「分岐網羅」(すべての分岐を最低1回通る)はカバー範囲が異なり、分岐網羅の方がより厳しい基準である点が問われやすい。
テスト技法(ホワイトボックステスト・ブラックボックステスト)と関連する用語
テスト技法(ホワイトボックステスト・ブラックボックステスト)が出た過去問
ブラックボックステストに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:被テストプログラムに冗長なコードがあっても検出できない。
要点:ブラックボックステストは仕様基準。内部の冗長コードは見つからない
ブラックボックステストは内部構造を見ず、仕様に基づいて入力と出力の対応だけを確認する手法である。仕様どおりに動く限り合格となるため、実行されない冗長なコードや不要な処理が残っていても検出できない。内部構造に着目し網羅率を基準にするのはホワイトボックステストである。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問49(IPA)ブラックボックステストのテストデータの作成方法のうち、最も適切なものはどれか。
正解:機能仕様から同値クラスや限界値を識別し、テストデータを作成する。
要点:ブラックボックステストは同値分割と限界値分析でデータを作る
ブラックボックステストは内部構造を見ず、仕様どおりに動くかを外部から確認する。そのため仕様上の入力範囲を同値クラスに分け、その代表値と境界付近の限界値をテストデータとして選ぶのが基本である。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問48(IPA)ブラックボックステストに関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:被テストプログラムに冗長なコードがあっても検出できない。
要点:ブラックボックステストは仕様のみを見るため冗長コードは見えない
ブラックボックステストは、内部構造を見ずに仕様上の入力と出力の対応だけを確認する手法である。仕様どおりの結果が得られていれば合格となるため、実行されない無駄なコードや到達不能な処理が残っていても気付けない。内部構造に基づく網羅率の測定や、分岐数に応じたテストデータの増加はホワイトボックステストの特徴である。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問47(IPA)モジュールの内部構造を考慮することなく、仕様書どおりに機能するかどうかをテストする手法はどれか。
正解:ブラックボックステスト
要点:ブラックボックステストは仕様だけを見て入出力を確認する
ブラックボックステストは、モジュールの中身を見ずに、仕様に定められた入力に対して期待どおりの出力が得られるかだけを確認する手法である。同値分割や限界値分析でテストデータを設計する。内部構造に着目して網羅率を測るのはホワイトボックステスト、トップダウンとボトムアップは結合テストの進め方の分類である。
出典:令和4年度 s 基本情報技術者試験 kamokuA 問40(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。