パケットフィルタリングとは?
パケットフィルタリングとは、通信を小さく区切った単位(パケット)の送信元・宛先のIPアドレスとポート番号を見て、あらかじめ決めた規則に従って通す・通さないを判断する仕組み。ファイアウォールの最も基本的な動作原理として問われる。
基本情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2018年度)。
ぱけっとふぃるたりんぐ
パケットフィルタリングの意味
通信を小さく区切った単位(パケット)の送信元・宛先のIPアドレスとポート番号を見て、あらかじめ決めた規則に従って通す・通さないを判断する仕組み。ファイアウォールの最も基本的な動作原理として問われる。
パケットフィルタリングの具体例
社内から外部への通信は業務で使うWeb(443番)とメールだけ許可し、それ以外は既定で遮断する規則を設定する。新しいクラウド勤怠システムを導入する際は、情報システム担当に申請して必要な通信だけを許可規則に追加してもらう。
パケットフィルタリングは試験でどう引っ掛けられる?
判断材料はあくまで「誰から誰へ、どの入口へ」であって、中身の文面や添付ファイルは見ていない。許可した443番の通信に乗って侵入されることは普通に起こる。中身を検査するにはWAFやマルウェア対策など別の層が要る。
パケットフィルタリングと関連する用語
パケットフィルタリングが出た過去問
社内ネットワークとインターネットの接続点にパケットフィルタリング型ファイアウォールを設置して,社内ネットワーク上のPCからインターネット上のWebサーバの80番…
正解:PC→Webサーバ(送信元ポート1024以上/宛先ポート80),Webサーバ→PC(送信元ポート80/宛先ポート1024以上)
要点:Web通信は往路が高位ポート→80、復路が80→高位ポート
クライアントがWebサーバへ接続するとき、宛先ポートはサービス側の80番、送信元ポートはOSが割り当てる1024以上の一時的な番号になります。復路のパケットはこれが入れ替わり、送信元が80番、宛先が同じ1024以上の番号になります。したがって往路は「1024以上→80」、復路は「80→1024以上」を許可する組合せが正しくなります。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問42(IPA)社内ネットワークとインターネットの接続点に、ステートフルインスペクション機能をもたない、静的なパケットフィルタリング型のファイアウォールを設置している。このネッ…
正解:ウ(表参照)
要点:SMTPはサーバ側25、クライアント側は1024以上の動的ポート
SMTPのサーバ側のポート番号は25である。PCからサーバへの通信は、送信元がクライアントの一時的なポート(1024以上)、宛先が25となり、その応答パケットは送信元25、宛先が1024以上となる。静的フィルタリングでは往復の両方を許可する必要がある。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問44(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。