楕円曲線暗号(ECC)とは?
楕円曲線暗号(ECC)とは、楕円曲線上の点の演算に関する離散対数問題の困難さを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式。RSAより短い鍵長で同等の強度が得られるため、処理量とデータ量を抑えられます。FEでは「短い鍵で同等の強度」という特徴が問われます。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2018年度〜2022年度)。
だえんきょくせんあんごう
楕円曲線暗号(ECC)の意味
楕円曲線上の点の演算に関する離散対数問題の困難さを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式。RSAより短い鍵長で同等の強度が得られるため、処理量とデータ量を抑えられます。FEでは「短い鍵で同等の強度」という特徴が問われます。
楕円曲線暗号(ECC)の具体例
256ビットのECCがRSA3072ビット相当の強度とされ、スマートフォンやICカード、IoT機器のように計算資源の限られる機器で好まれます。TLSの鍵交換ECDHEや署名ECDSAとして、現在のHTTPS通信で広く使われています。
楕円曲線暗号(ECC)は試験でどう引っ掛けられる?
ECCは公開鍵暗号であり、鍵が短いからといって共通鍵暗号ではありません。またRSAとは安全性の根拠となる数学問題が異なるため、片方が破られても即もう一方が破られるわけではない点も押さえます。
楕円曲線暗号(ECC)と関連する用語
楕円曲線暗号(ECC)が出た過去問
メモリのエラー検出及び訂正にECCを利用している。データバス幅2^nビットに対して冗長ビットがn+2ビット必要なとき,128ビットのデータバス幅に必要な冗長ビッ…
正解:9
要点:128ビット=2^7なのでn=7、冗長ビットはn+2で9
与えられた関係はデータ幅を2^nビットと表したときの冗長ビット数がn+2という形になっている。128=2^7なのでn=7であり、冗長ビットは7+2=9ビットとなる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問11(IPA)楕円曲線暗号の特徴はどれか。
正解:RSA暗号と比べて、短い鍵長で同レベルの安全性が実現できる。
要点:楕円曲線暗号は短い鍵長でRSA並みの安全性を得る
楕円曲線暗号は楕円曲線上の離散対数問題の困難さを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式である。同じ安全性を得るのに必要な鍵の長さがRSAよりずっと短く済むため、計算量と通信量を抑えられる。処理能力の限られるICカードやIoT機器での利用に向いている。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問39(IPA)メモリのエラー検出及び訂正にECCを利用している。データバス幅2^nビットに対して冗長ビットがn+2ビット必要なとき、128ビットのデータバス幅に必要な冗長ビッ…
正解:9
要点:2のn乗からnを求め、n+2を計算するだけの関係式
データバス幅が2のn乗ビットのとき冗長ビットはn+2ビットという関係が与えられている。128は2の7乗なのでn=7であり、必要な冗長ビットは7+2=9ビットとなる。式の指数部を求めてから代入するだけの問題で、128をそのまま計算に使わないよう注意する。
出典:令和4年度 s 基本情報技術者試験 kamokuA 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。