流れ図とは?
流れ図とは、処理の手順を記号と矢印で図示したもの。フローチャートともいう。長方形が処理、ひし形が判断、平行四辺形がデータの入出力、角丸が開始・終了を表す。判断記号から出る分岐の条件と流れを追ってトレースする問題がFEで出題される。
基本情報技術者試験の過去問では13回出題されています(2016年度〜2023年度)。
ながれず
流れ図の意味
処理の手順を記号と矢印で図示したもの。フローチャートともいう。長方形が処理、ひし形が判断、平行四辺形がデータの入出力、角丸が開始・終了を表す。判断記号から出る分岐の条件と流れを追ってトレースする問題がFEで出題される。
流れ図の具体例
「合計に値を足す→カウンタを1増やす→カウンタが10以下かを判断し、真なら足し算へ戻る」という流れ図は、1〜10の合計を求める繰返しを表す。判断が繰返しの前にあるか後にあるかで、最低実行回数が0回か1回かが変わる。
流れ図は試験でどう引っ掛けられる?
判断の真・偽どちらの矢印がループに戻るかを読み違えると、繰返し回数が1回ずれる。「以下」と「未満」の違いでも回数がずれるため、境界値でトレースして確かめるのが確実。
流れ図と関連する用語
流れ図が出た過去問
xとyを自然数とするとき,流れ図で表される手続を実行した結果として,適切なものはどれか。
正解:qの値はx÷yの商,rの値はx÷yの余り
要点:減算の反復回数が商、引き切れずに残った値が余り
この手続はq=0、r=xから始め、rがy以上である間、rからyを引きながらqを1ずつ増やす。これは減算の繰返しによる除算そのもので、yを引けた回数がqに記録される。ループを抜けたときrはyより小さくなっているので、qがx÷yの商、rがその余りとなる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問8(IPA)流れ図で表される部分を命令網羅によってテストするとき,テストケースは少なくとも幾つ用意する必要があるか。
正解:2
要点:命令網羅は全命令を1回通ればよく分岐の全組合せは不要
命令網羅は、全ての命令を少なくとも1回実行できればよい基準である。この流れ図の命令はx=1、x=2、y=1、y=2の4つで、判定は2つが直列に並ぶ。a=0かつb=0のケースでx=1とy=1を、a≠0かつb≠0のケースでx=2とy=2を通せるので、テストケースは2つで足りる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問49(IPA)次の流れ図は,シフト演算と加算の繰返しによって2進整数の乗算を行う手順を表したものである。この流れ図中のa,bの組合せとして,適切なものはどれか。ここで,乗数と…
正解:a: Yの第0ビット/b: Xを1ビット左シフト,Yを1ビット右シフト
要点:シフト乗算は乗数の最下位を見てXを左・Yを右へずらす
筆算による2進乗算と同じ考え方で、乗数Yの下位ビットから順に見て、その位が1なら被乗数Xを部分積Zに加えます。判定するのは毎回Yの最下位である第0ビットなので、1回のループごとにYを右へ1ビットずらして次の位を最下位に持ってきます。同時に、桁が1つ上がった重みに合わせるためXは左へ1ビットずらします。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問5(IPA)システムの外部設計を完了させるとき,顧客から承認を受けるものはどれか。
正解:画面レイアウト
要点:外部設計の承認対象は画面・帳票など利用者から見える仕様
外部設計は、利用者から見えるシステムの姿を決める工程です。画面や帳票のレイアウト、入出力項目、業務の流れなどが成果物になり、これらは利用者が直接触れるため顧客の承認を得る必要があります。内部構造にあたる物理データベース仕様やプログラムの流れ図は、内部設計以降で決める事項です。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問46(IPA)流れ図において,判定条件網羅(分岐網羅)を満たす最少のテストケース数は幾つか。
正解:2
要点:判定条件網羅は各判定の真偽を1回ずつ通れば足りる
判定条件網羅は、それぞれの判定について真と偽の両方の分岐を最低1回ずつ通ればよい基準です。この流れ図には判定が2つあり、両方を真にするデータと、両方を偽にするデータの2件を用意すれば、すべての分岐が実行されます。条件を個別に組み合わせる必要はないので、2件が最少です。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問49(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。