MIPS・FLOPS(処理性能の単位)とは?
MIPS・FLOPS(処理性能の単位)とは、MIPSは1秒あたりの実行命令数を百万単位で表した指標、FLOPSは1秒あたりの浮動小数点演算回数で、科学技術計算やAI向け機器の性能表示に使う。いずれも装置側の理論的な処理能力を示す単位である。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2018年度)。
みっぷす・ふろっぷす
MIPS・FLOPS(処理性能の単位)の意味
MIPSは1秒あたりの実行命令数を百万単位で表した指標、FLOPSは1秒あたりの浮動小数点演算回数で、科学技術計算やAI向け機器の性能表示に使う。いずれも装置側の理論的な処理能力を示す単位である。
MIPS・FLOPS(処理性能の単位)の具体例
100MIPSの装置で平均命令実行時間は1÷(100×10^6)=10ナノ秒、と換算できる。1件あたり20万命令の処理なら毎秒500件が上限、といった見積りに使う。GPUの性能比較ではFLOPS(TFLOPS)が指標になる。
MIPS・FLOPS(処理性能の単位)は試験でどう引っ掛けられる?
MIPSは命令セットが違う機種同士の比較には使えない(1命令の仕事量が違う)。またこれらは装置の能力であって、利用者から見た性能を表すスループットや応答時間とは層が違う指標である点を区別すること。
MIPS・FLOPS(処理性能の単位)と関連する用語
MIPS・FLOPS(処理性能の単位)が出た過去問
平均命令実行時間が20ナノ秒のコンピュータがある。このコンピュータの性能は何MIPSか。
正解:50
要点:MIPS=1÷平均命令実行時間(秒)÷100万。20nsなら50MIPS
MIPSは1秒間に実行できる命令数を百万単位で表した指標である。1命令に20ナノ秒=20×10のマイナス9乗秒かかるので、1秒あたりの実行命令数は 1 ÷ (20×10^-9) = 5000万命令となる。5000万は50×10^6なので50MIPSとなる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問9(IPA)動作クロック周波数が700MHzのCPUで,命令実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合,このCPUの性能は約何MIPSか。
正解:100
要点:MIPS=クロック周波数÷加重平均クロック数
まず1命令あたりの平均クロック数を求めます。4×0.3+8×0.6+10×0.1=1.2+4.8+1.0=7クロックです。動作クロック周波数700MHzを7で割ると1秒間に100×10^6命令、すなわち約100MIPSとなります。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問8(IPA)動作クロック周波数が700MHzのCPUで,命令実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合,このCPUの性能は約何MIPSか。
正解:100
要点:MIPS=クロック周波数(MHz)÷平均クロック数
まず1命令あたりの平均クロック数を求めると、4×0.3+8×0.6+10×0.1=1.2+4.8+1.0=7.0クロックとなる。700MHzを7で割ると毎秒1億命令、すなわち100MIPSである。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。