OSS(オープンソースソフトウェア)とは?
OSS(オープンソースソフトウェア)とは、ソースコードが公開され、定められた使用許諾の範囲で自由に利用、改変、再配布できるソフトウェア。無償のものが多いが、利用条件の順守義務があり、脆弱性が公表されたときに自ら適用判断を行う必要がある点が管理上の論点になる。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2018年度〜2019年度)。
おーえすえす
OSS(オープンソースソフトウェア)の意味
ソースコードが公開され、定められた使用許諾の範囲で自由に利用、改変、再配布できるソフトウェア。無償のものが多いが、利用条件の順守義務があり、脆弱性が公表されたときに自ら適用判断を行う必要がある点が管理上の論点になる。
OSS(オープンソースソフトウェア)の具体例
委託先が開発した社内システムに広く使われている部品が含まれ、その部品に重大な脆弱性が公表された。自社では構成部品の一覧を委託先から受け取っていたため該当を即座に特定でき、暫定の回避策を適用したうえで修正版への更新を依頼できた。
OSS(オープンソースソフトウェア)は試験でどう引っ掛けられる?
「無償だから責任も発生しない」は誤り。使用許諾の条件に反すれば著作権上の問題になる。また提供元の保守が止まる場合があり、商用製品のような保守窓口が常にあるとは限らない。
OSS(オープンソースソフトウェア)と関連する用語
OSS(オープンソースソフトウェア)が出た過去問
ソフトウェアの統合開発環境として提供されているOSSはどれか。
正解:Eclipse
要点:EclipseはOSSの統合開発環境(IDE)の代表例
統合開発環境(IDE)は、エディタ、コンパイラ、デバッガ、ビルド機能などを一つにまとめた開発ツールである。選択肢の中でこれに当たるのがEclipseで、Javaを中心に多くの言語をプラグインで扱えるOSSとして広く使われている。他はWebコンテナ、コンパイラ、OSであり、いずれも開発環境全体を提供するものではない。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問19(IPA)多数のサーバで構成された大規模な分散ファイルシステム機能を提供し、MapReduceによる大規模データの分散処理を実現するOSSはどれか。
正解:Apache Hadoop
要点:HadoopはHDFSとMapReduceによる大規模分散処理のOSS基盤
大量データを多数のサーバに分散配置し、MapReduceという枠組みで並列に処理する基盤を提供するOSSがApache Hadoopである。分散ファイルシステムのHDFSとMapReduceの2つが中核で、いわゆるビッグデータ処理の代表的な基盤として位置づけられる。同じApache系でも、メッセージ配信やインメモリ処理など役割の異なる製品と混同しないようにしたい。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問20(IPA)OSIによるオープンソースソフトウェアの定義に従うときのオープンソースソフトウェアに対する取扱いとして、適切なものはどれか。
正解:社内での利用などのようにオープンソースソフトウェアを改変しても再配布しない場合、改変部分のソースコードを公開しなくてもよい。
要点:OSSのソース公開義務は再配布するときに生じる
OSIのオープンソースの定義が課すのは、あくまで再配布する場合の条件である。改変した成果物を社内だけで使い外部へ配布しないのであれば、その改変部分のソースコードを公開する義務は生じない。逆に配布する時点で、ソースコードの入手手段の提供などライセンスの条件が適用される。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。