プロトタイピング・スパイラルモデル・RADとは?
プロトタイピング・スパイラルモデル・RADとは、要件の不確実性に対処する開発手法群。プロトタイピングは試作品を早期に利用者へ見せて要件を確定する。スパイラルモデルは、リスクが高い部分から順に「目標設定→リスク分析→開発→評価」の回転を繰り返す。RADは少人数と開発ツールで短期間に反復して作る。
ITパスポートの過去問では10回出題されています(2010年度〜2025年度)。
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プロトタイピング・スパイラルモデル・RADの意味
要件の不確実性に対処する開発手法群。プロトタイピングは試作品を早期に利用者へ見せて要件を確定する。スパイラルモデルは、リスクが高い部分から順に「目標設定→リスク分析→開発→評価」の回転を繰り返す。RADは少人数と開発ツールで短期間に反復して作る。
プロトタイピング・スパイラルモデル・RADの具体例
画面の使い勝手が争点なら、動く画面だけの試作を1週間で作って触ってもらうほうが、仕様書のレビューを3往復するより早く合意できる。試作は「捨てる前提(使い捨て型)」か「育てる前提(進化型)」かを先に決めておかないと、品質の低いコードが本番へ流れ込む。
プロトタイピング・スパイラルモデル・RADは試験でどう引っ掛けられる?
スパイラルモデルの核心は反復ではなく「リスク分析を各回転に組み込むこと」。単なる反復型と混同しやすい。またRADのタイムボックス(期限を固定し機能を調整する)は、期限を延ばして機能を守るやり方とは逆の発想である点に注意。
プロトタイピング・スパイラルモデル・RADと関連する用語
プロトタイピング・スパイラルモデル・RADが出た過去問
システム開発を上流工程から下流工程まで順番に進めるとき、システムの利用者によるテストの段階で大幅な手戻りが生じることがある。それを防ぐために、早い段階で試作ソフ…
正解:プロトタイピング
要点:プロトタイピングは試作品で要求を早期に確定させる
プロトタイピングは、開発の早い段階で画面などの試作品を作って利用者に確認してもらい、要求のずれをその場で洗い出す手法である。文書だけでは伝わりにくい使い勝手を早期に合意できるため、後工程での大幅な手戻りを防げる。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問34(IPA)図のように、改良及び機能追加を繰り返すことによって利用者の要求の変動に柔軟に対処したシステム開発を行う開発モデルはどれか。
正解:スパイラルモデル
要点:スパイラルモデルは工程の反復で改良を重ねる開発方式
スパイラルモデルは、システムを複数の部分に分け、分析から評価までの工程を繰り返しながら、機能を追加・改良して完成に近づけていく開発モデルである。各回の評価結果を次の反復に反映できるため、要求の変化に柔軟に対応しやすい。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問42(IPA)システム開発の初期の段階で,ユーザと開発者との仕様の認識の違いなどを確認するために,システムの機能の一部やユーザインタフェースなどを試作し,ユーザや開発者がこれ…
正解:プロトタイピング
要点:プロトタイピングは試作品で認識の食い違いを早期に潰す
プロトタイピングは、開発の早い段階で画面や主要機能の試作品を作り、利用者に実際に触れてもらって評価を受ける手法である。文書だけでは伝わりにくい認識の食い違いを早期に洗い出せるため、要求が固まりきらない場合に有効となる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問38(IPA)ソフトウェア開発モデルの一つであるウォータフォールモデルの記述として、適切なものはどれか。
正解:システム開発の工程を段階的に分割し、前工程の成果物に基づいて後工程の作業を順次進めていく手法である。
要点:ウォータフォールは工程を順に進め手戻りを前提としない
ウォータフォールモデルは、要件定義・設計・製造・テストといった工程を順に区切り、前の工程の成果物を確定させてから次へ進める開発手法である。工程ごとに成果物と進捗が明確で管理しやすい反面、後の工程で要件の誤りが判明すると手戻りが大きくなる。試作品で要求を固めるプロトタイピングや、反復して作り込むスパイラルモデルとの違いを押さえたい。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問32(IPA)システム要件定義の段階で、検討したシステム要件の技術的な実現性を確認するために有効な作業として、適切なものはどれか。
正解:プロトタイピングの実施
要点:技術的な実現性の確認にはプロトタイピングが有効
プロトタイピングは、動く試作品を早い段階で作って確かめる手法で、要件が技術的に実現できるか、性能は足りるかといった不確実な点を実際に検証できる。要件定義の段階で技術リスクを洗い出せるため、後工程での大きな手戻りを防げる。業務モデルの作成や要求事項の収集は要件を整理する作業、ファンクションポイントは規模見積りの手法であり、実現性の確認には直接つながらない。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問35(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。