ベン図とは?
ベン図とは、集合同士の関係(和集合・積集合・差集合など)を円の重なりで視覚的に表した図。論理演算やデータの絞り込み条件を図で整理するときに使われる。
ITパスポートの過去問では4回出題されています(2009年度〜2017年度)。
べんず
ベン図の意味
集合同士の関係(和集合・積集合・差集合など)を円の重なりで視覚的に表した図。論理演算やデータの絞り込み条件を図で整理するときに使われる。
ベン図の具体例
「英語が得意な生徒」と「数学が得意な生徒」の円を重ねて描くと、重なった部分が「両方得意な生徒」(積集合)、円全体を合わせた部分が「どちらか得意な生徒」(和集合)にあたる。
ベン図は試験でどう引っ掛けられる?
「AかつB」は円が重なった部分=積集合、「AまたはB」は両方を合わせた和集合。検索条件でANDとORを逆にすると、絞り込むつもりが広げる結果になる。否定(〜でない)が混ざる図の読み取りも要注意。
ベン図と関連する用語
ベン図が出た過去問
次のベン図の黒色で塗りつぶした部分の検索条件はどれか。
正解:(not A) and B and C
要点:重なり部分はand、いずれかはor。条件の結び方で範囲が変わる
塗られているのはBとCが重なる領域のうち、Aとは重なっていない部分だけである。「BにもCにも属する」はB and C、「Aには属さない」はnot Aで表され、両方を同時に満たす必要があるのでandで結ぶ。orで結ぶとAの外側全体まで含まれてしまい、図の範囲より広くなる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問71(IPA)二つの集合AとBについて、常に成立する関係を記述したものはどれか。ここで、(X∩Y)は、XとYの両方に属する部分(積集合)、(X∪Y)は、X又はYの少なくとも一…
正解:(A∩B)は、(A∪B)の部分集合である。
要点:積集合A∩Bは常に和集合A∪Bの部分集合
積集合A∩Bは、AとBの両方に属する要素だけを集めたものなので、その要素はいずれもAまたはBの少なくとも一方に属している。したがってA∩Bは必ずA∪Bに含まれ、部分集合となる。逆にA∪BがAに含まれるとは限らず、また積集合が「Aでない集合」に含まれることもない。ベン図で重なり部分と全体を思い浮かべると確実である。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問62(IPA)〔中問D・テクノロジ〕性能、価格、デザインを重視する人の集合を、それぞれ、集合“性能”、集合“価格”、集合“デザイン”として、図2のベン図で表す。次の命令の条件…
正解:C, D, F
要点:orは和集合、andは共通部分。ベン図で重なりを確かめる
この条件は、性能または価格の少なくとも一方を重視し、かつデザインも重視する人を表す。ベン図では、まずデザインの円の内側に限定したうえで、性能または価格の円と重なっている部分を選べばよい。すなわち性能とデザインの重なり、3つすべての重なり、価格とデザインの重なりの3領域が該当し、デザインだけの領域は含まれない。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問98(IPA)次のベン図の網掛けした部分の検索条件はどれか。
正解:(not A) and (B or C)
要点:「かつ」はand、「または」はor。除外はnotとandで表す
網掛けはBまたはCに含まれる領域のうち、Aに重なる部分を除いたものである。BまたはCという和の条件と、Aに含まれないという条件の両方を同時に満たす必要があるため、(not A) and (B or C) と表せる。orで結ぶとAの外側全体まで含まれてしまい、図と一致しない。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問98(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。