リリース管理とは?
リリース管理とは、承認された変更を、実際の本番環境へ計画的に展開(リリース)し、稼働状態にするまでを管理するプロセス。リリース計画の作成、テスト、展開後の確認までを含む。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2010年度〜2024年度)。
りりーすかんり
リリース管理の意味
承認された変更を、実際の本番環境へ計画的に展開(リリース)し、稼働状態にするまでを管理するプロセス。リリース計画の作成、テスト、展開後の確認までを含む。
リリース管理の具体例
新機能のリリースにあたり、展開手順やロールバック(切り戻し)手順を事前に計画し、リリース後にサービスが正常に稼働しているかを確認する。
リリース管理は試験でどう引っ掛けられる?
変更管理が「実施してよいか」を決め、リリース管理が「どう安全に本番へ出すか」を担う。展開して終わりではなく、失敗に備えた切り戻し(元の状態へ戻す)手順を用意しておくことまでが範囲。
リリース管理と関連する用語
リリース管理が出た過去問
ITサービスマネジメントのプロセスには、インシデント管理、問題管理、リリース管理などの活動がある。問題管理の活動はどれか。
正解:メールシステムがダウンした。原因を究明するために情報システム部門の担当者とシステムを構築したベンダの技術者を招集し、情報収集を開始した。
要点:問題管理は根本原因を究明して再発を防ぐ
インシデント管理はサービスの早期の復旧を目的とし、問題管理はインシデントの根本原因を突き止めて再発を防ぐことを目的とする。関係者を集めて原因究明のための情報収集を始める活動は、復旧そのものではなく原因追究にあたるため問題管理に該当する。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問33(IPA)ソフトウェアベンダから提供されたセキュリティパッチの内容を確認し、自社システムに適用する場合の影響を評価した。この作業はシステムの運用管理業務のうちどれに該当す…
正解:変更管理
要点:変更管理は変更の影響を評価し可否を決める
変更管理は、システムへの変更要求について影響範囲やリスクを評価し、実施の可否と方法を決めて統制するプロセスである。パッチの内容確認と自社システムへの影響評価は、変更を実施してよいかを判断する作業なので変更管理に該当する。実際に本番環境へ展開する作業はリリース管理が担う。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)ITサービスマネジメントのプロセスのうち,インシデントの根本原因を追及し,再発を防止するプロセスはどれか。
正解:問題管理
要点:問題管理は根本原因を除去して再発を防ぐ
問題管理は、繰り返し起きるインシデントや重大なインシデントについて根本原因を突き止め、恒久的な対策を講じて再発を防ぐプロセスである。まず復旧を優先するインシデント管理と対になる関係にあり、こちらは原因の除去に重きを置く。変更管理やリリース管理は、対策を実施に移す段階を担う。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問47(IPA)ITサービスマネジメントのプロセスに関する説明a〜dのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。a:インシデント管理では障害の復旧時間の短縮を重視する。b:…
正解:a, c
要点:インシデント管理は早期復旧、問題管理は根本原因の究明
インシデント管理は、サービスの中断をできるだけ早く復旧させて業務への影響を抑えることを重視する。問題管理は、インシデントの背後にある根本原因を突き止め恒久的な対策を打つ。変更管理は変更の承認と影響評価を担い、実装結果の確認はリリース展開側の役割であり、ライセンス数の管理は構成管理や資産管理の領域である。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問44(IPA)ITサービスマネジメントのプロセスに関する説明のうち、適切なものはどれか。
正解:ソフトウェア障害の根本原因を究明するのは問題管理である。
要点:障害の根本原因を突き止めるのは問題管理
問題管理は、繰り返し起きる障害の根本原因を突き止め、恒久的な対策につなげるプロセスである。これに対し、インシデント管理は業務の早期復旧、変更管理は変更の可否の審議と承認、リリース管理は承認された変更の本番環境への展開と構成の管理を担う。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問40(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。