情報セキュリティの3要素とは?
情報セキュリティの3要素とは、機密性(許可された者だけが情報にアクセスできる)、完全性(情報が改ざん・破壊されず正確な状態にある)、可用性(必要なときに情報やシステムを利用できる)の3つの性質。情報セキュリティ対策はこの3つをバランスよく維持することを目指す。
ITパスポートの過去問では11回出題されています(2009年度〜2026年度)。
じょうほうせきゅりてぃのさんようそ
情報セキュリティの3要素の意味
機密性(許可された者だけが情報にアクセスできる)、完全性(情報が改ざん・破壊されず正確な状態にある)、可用性(必要なときに情報やシステムを利用できる)の3つの性質。情報セキュリティ対策はこの3つをバランスよく維持することを目指す。
情報セキュリティの3要素の具体例
パスワードによるアクセス制限は機密性、改ざん検知の仕組みは完全性、システムの二重化・バックアップは可用性を維持するための対策にあたる。
情報セキュリティの3要素は試験でどう引っ掛けられる?
3要素の英単語の頭文字を取って「CIA」(Confidentiality, Integrity, Availability)と呼ばれることもあり、それぞれの対応を取り違えやすい。
情報セキュリティの3要素と関連する用語
情報セキュリティの3要素が出た過去問
システムのアクセスに使用している通信ケーブルを誤って切断した。このとき、情報セキュリティのマネジメント要素のうち、どれが低下したことになるか。
正解:可用性
要点:使えなくなる事象は機密性でも完全性でもなく可用性の低下
情報セキュリティの三要素のうち、可用性は必要なときに情報やシステムを利用できる状態を保つことを指す。通信ケーブルの切断はシステムへ接続できない状態を招くため、内容が書き換わったわけでも他人に知られたわけでもなく、利用できなくなったという点で可用性の低下にあたる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問81(IPA)情報セキュリティにおける"完全性"が損なわれる行為はどれか。
正解:Webページの改ざん
要点:改ざんは完全性、停止は可用性、盗聴は機密性を損なう
情報セキュリティの三要素のうち、完全性は情報が正確で改変されていない状態を指す。Webページの改ざんは、内容が権限のない者によって書き換えられ、正確さが失われる行為なので完全性が損なわれる。サービス停止は可用性、盗み見は機密性の問題になる。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)情報セキュリティにおける"可用性"の説明として,適切なものはどれか。
正解:認められた利用者が,必要なときに情報にアクセスできること
要点:可用性は必要なときにアクセスできること
情報セキュリティの3要素のうち、可用性は、許可された利用者が必要なときに情報や機能へ支障なくアクセスできる状態を保つことを意味する。情報が正確で改ざんされていないことは完全性、許可された者だけに情報を見せることは機密性であり、それぞれ別の要素である。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問80(IPA)a〜cは情報セキュリティ事故の説明である。a〜cに直接関連する情報セキュリティの三大要素の組合せとして、適切なものはどれか。a:営業情報の検索システムが停止し、…
正解:a:可用性 b:機密性 c:完全性
要点:停止=可用性、漏えい=機密性、改ざん=完全性
情報セキュリティの三大要素は、必要なときに使える可用性、権限のない者に知られない機密性、内容が正確で改ざんされていない完全性である。システムが停止して使えないのは可用性、情報が外部へ漏れたのは機密性、内容が書き換えられたのは完全性の問題に当たる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問83(IPA)情報セキュリティに関して、可用性が損なわれた事故の例に該当するものはどれか。
正解:停電によってシステムが停止した。
要点:使えなくなる事故は可用性、漏えいは機密性の問題
情報セキュリティの三要素のうち可用性は、必要なときに情報やシステムを使える状態を保つことを指す。停電によるシステム停止は、まさに使いたいときに使えなくなった事故であり、可用性が損なわれた例にあたる。漏えいは機密性、誤更新は完全性の問題である。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問75(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。