技術戦略・技術ロードマップとは?
技術戦略・技術ロードマップとは、自社が中長期的にどの技術分野に投資し、いつまでにどのような製品・サービスとして実用化するかを時間軸に沿って示した計画。経営戦略と技術開発を結び付ける役割を持つ。
ITパスポートの過去問では7回出題されています(2013年度〜2024年度)。
ぎじゅつせんりゃく・ぎじゅつろーどまっぷ
技術戦略・技術ロードマップの意味
自社が中長期的にどの技術分野に投資し、いつまでにどのような製品・サービスとして実用化するかを時間軸に沿って示した計画。経営戦略と技術開発を結び付ける役割を持つ。
技術戦略・技術ロードマップの具体例
自動車メーカーが「5年後にバッテリー性能を現状比2倍にする」「10年後に自動運転レベル4を実用化する」といった目標を年次で示し、研究開発投資の計画に反映する。
技術戦略・技術ロードマップは試験でどう引っ掛けられる?
個別プロジェクトの進捗を管理する工程表ではなく、どの技術をいつ実用化するかを中長期の時間軸で描く計画。製品の発売計画だけを指す語でもない。将来の技術動向の予測にはデルファイ法などが用いられる。
技術戦略・技術ロードマップと関連する用語
技術戦略・技術ロードマップが出た過去問
技術開発戦略立案の作業を①〜⑤の順で行う場合、aに当てはまるものはどれか。
正解:技術と環境の変化の予測
要点:技術戦略は技術抽出→変化の予測→技術の見極めの順
技術開発戦略の立案は、関連技術を洗い出したうえで、その技術や市場環境が今後どう変わるかを見通し、その予測を土台に競争優位につながる技術を選び出すという流れで進む。したがって①の技術抽出の直後には、技術と環境の変化を予測する作業が入る。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問19(IPA)技術開発戦略において作成されるロードマップを説明しているものはどれか。
正解:横軸に時間,縦軸に市場,商品,技術などを示し,研究開発への取組みによる要素技術や求められる機能などの進展の道筋を,時間軸上に表す。
要点:技術ロードマップは時間軸で技術進展の道筋を示す
技術ロードマップは、横軸に時間をとり、市場・製品・要素技術などの階層ごとに、いつどの技術を確立し何を実現するのかという道筋を時系列で描いた図である。将来の目標と現在の技術をつなぎ、開発の優先順位や時期を関係者で共有するために用いる。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問24(IPA)技術開発の推進において、進捗を評価したり、関連技術との整合性をチェックしたりする際に、例示したような図が用いられる。このような、研究開発への取組みによる要素技術…
正解:ロードマップ
要点:ロードマップは技術の進展の道筋を時間軸上に描いた図
技術ロードマップは、要素技術や求められる機能が今後どのように発展していくかを、横軸に時間を取って道筋として描いた図である。開発の進捗評価や関連技術との整合性の確認、投資判断の共有などに使われる。例示された図も現在から5年後までの技術の展開を時間軸上に示している。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問18(IPA)記述a〜cのうち、技術戦略に基づいて、技術開発計画を進めるときなどに用いられる技術ロードマップの特徴として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 技術者…
正解:b
要点:技術ロードマップは時間軸で技術投資と人員配分を計画する
技術ロードマップは、いつまでにどの技術をどの水準まで開発するかを時間軸に沿って図示したものである。時間軸上に技術・製品・市場の関係を並べるため、どの時期にどれだけの資金と人員を投じるかという計画が立てやすくなる(bが適切)。中長期の開発方針を共有する道具であって、個人の短期業績を測るものではなく(a)、時間軸を無視した発想の道具でもない(c)。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)技術ロードマップの説明として、適切なものはどれか。
正解:対象とする分野において、実現が期待されている技術を時間軸とともに示したもの
要点:技術ロードマップは技術の実現時期を時間軸で示した計画図
技術ロードマップは、ある分野で今後実現が期待される技術を、いつごろ実現するかという時間軸に沿って示した図表である。研究開発の方向性や投資判断、製品開発計画の立案に用いられ、将来像と現状の間を埋める道筋を共有することが目的となる。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問10(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。