稟議(稟議制度)とは?
稟議(稟議制度)とは、会議を開かずに、起案者が作成した書類を関係者へ順に回して同意と決裁を得る意思決定の方式。金額や内容に応じて誰まで承認が必要かがあらかじめ定められており、途中で差戻しが起きればやり直す。ワークフローシステムで電子化すると、申請・同意・差戻し・承認の各処理が日時付きで履歴に残るため、誰のところで何日止まっているかを後から追跡できる。
ITパスポートの過去問では3回出題されています。
りんぎ
稟議(稟議制度)の意味
会議を開かずに、起案者が作成した書類を関係者へ順に回して同意と決裁を得る意思決定の方式。金額や内容に応じて誰まで承認が必要かがあらかじめ定められており、途中で差戻しが起きればやり直す。ワークフローシステムで電子化すると、申請・同意・差戻し・承認の各処理が日時付きで履歴に残るため、誰のところで何日止まっているかを後から追跡できる。
稟議(稟議制度)の具体例
30万円の機器購入を起案した担当者が稟議書を作成し、課長・部長・経理部長の順に回付する。電子稟議システムなら、部長が差し戻した日時と理由が履歴に残るので、申請から承認までに何日かかったかを月次で集計できる。
稟議(稟議制度)は試験でどう引っ掛けられる?
履歴から分かるのは「システムが処理した事象」だけである。申請前に一時保存しながら書き直した回数のように、申請操作より前の下書きの経過は記録されないため追跡できない。差戻しの回数や申請から承認までの経過時間は、記録された処理と日時から求められる点と対にして覚える。
稟議(稟議制度)と関連する用語
稟議(稟議制度)が出た過去問
【中問C:F社のケース】F社の総務部では、社員(役員を含む)による購買や契約などの申請と承認を行うシステム(以下、稟議システムという)を構築することにした。総務…
正解:ラジオボタン
要点:排他的な単一選択の入力にはラジオボタン
種別は四つの選択肢から必ず一つだけを選ぶ項目である。こうした排他的な単一選択にはラジオボタンが適しており、選択肢が一覧で見えるうえ、同時に二つ選ぶ誤りも起きない。チェックボックスは複数選択、テキストボックスは自由入力向けで、表記ゆれや誤入力を招く。スクロールバーは選択のための部品ではない。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問93(IPA)【中問C:F社のケース続き(テクノロジ)】稟議システムを用いた申請の流れは、通常(1)〜(6)の順番で行われるが、分岐して流れが変わる場合がある。次のうち、流れ…
正解:問題があれば差戻しを行う際の処理
要点:差戻しだけが申請者へ処理を戻す分岐になる
通常の流れは申請から同意、承認へと一方向に進むが、同意者や承認者が問題を見つけて差戻しを行うと、稟議は申請者が編集して再申請できる状態に戻る。すなわち処理が前の段階へ分岐して戻るのは差戻しであり、他の処理はいずれも順路上の一過程にすぎない。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問95(IPA)【中問C:F社のケース続き(マネジメント)】稟議システムによって履歴として保存された内容から、確認できないものはどれか。
正解:申請前の修正回数
要点:申請前の一時保存は履歴に残らず追跡できない
このシステムは申請・同意・差戻し・承認の各処理が実行された時点で入力項目と日時を履歴に残すが、申請前の一時保存の内容は履歴として残さないと定められている。したがって、申請するまでに何度書き直したかは履歴から分からない。日時や差戻し回数、申請から承認までの経過時間は、記録された処理と日時から求められる。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問96(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。