コンティンジェンシー計画・コンティンジェンシー予備とは?
コンティンジェンシー計画・コンティンジェンシー予備とは、あらかじめ特定した既知のリスクが実際に発生した場合に、どのように対応するかを定めた計画(コンティンジェンシー計画)と、そのリスク対応にあてるために確保しておく予算・時間の余裕(コンティンジェンシー予備)。未知のリスクに備える「マネジメント予備」とは区別される。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2020年度〜2025年度)。
こんてぃんじぇんしーけいかく・こんてぃんじぇんしーよび
コンティンジェンシー計画・コンティンジェンシー予備の意味
あらかじめ特定した既知のリスクが実際に発生した場合に、どのように対応するかを定めた計画(コンティンジェンシー計画)と、そのリスク対応にあてるために確保しておく予算・時間の余裕(コンティンジェンシー予備)。未知のリスクに備える「マネジメント予備」とは区別される。
コンティンジェンシー計画・コンティンジェンシー予備の具体例
「主要メンバーが途中離脱するリスク」に備え、代替要員の確保費用をあらかじめ予算に組み込んでおき(コンティンジェンシー予備)、実際に離脱が起きた場合の対応手順(コンティンジェンシー計画)を事前に定めておく。
コンティンジェンシー計画・コンティンジェンシー予備は試験でどう引っ掛けられる?
コンティンジェンシー予備は「特定済みのリスク」に対する備えであり、予期しない未知のリスクに対する「マネジメント予備」とは性質が異なる。
コンティンジェンシー計画・コンティンジェンシー予備が出た過去問
PMBOKガイド 第6版によれば、脅威と好機の、どちらに対しても採用されるリスク対応戦略として、適切なものはどれか。
正解:受容
要点:受容は脅威・好機の双方に共通するリスク対応戦略
PMBOKガイド第6版では、脅威に対しては回避・転嫁・軽減・受容、好機に対しては活用・共有・強化・受容という戦略が示されている。両方に共通して挙げられているのは「受容」で、積極的に対応せず発生した場合に対処する(あるいはコンティンジェンシー予備を用意する)という戦略である。
出典:令和2年度 10月 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)EVMを使用してマネジメントをしているプロジェクトで、進捗に関する指標値は次のとおりであった。このプロジェクトに対する適切な評価と対策はどれか。 〔進捗に関する…
正解:コストが予算を超えているので、完成時総予算を超過するおそれがあるが、スケジュールには余裕があるので、残作業のコスト効率を上げる対策を検討するか、コンティンジェンシー予備費の使用を検討する。
要点:CPI<1はコスト超過、SPI>1は先行、TCPI>1は効率向上が必要
CPIが1を下回る0.9はコスト超過、SPIが1を上回る1.1はスケジュール先行を意味する。またTCPIが1.2ということは、完成時総予算内に収めるには残作業を計画より2割高い効率でこなす必要があるということである。したがってコスト面の対策として効率向上策かコンティンジェンシー予備の使用を検討することになる。
出典:令和7年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。