無線LANとは?
無線LANとは、IEEE 802.11系の規格に基づく無線通信で、アクセスポイントを介するインフラストラクチャモードが一般的。2.4GHz帯は障害物に強いが電子レンジ等と干渉し、5GHz帯・6GHz帯は高速だが遮蔽に弱い。SSIDでネットワークを識別し、チャネル設計とローミングが品質を左右する。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では4回出題されています(2017年度〜2025年度)。
むせんらん
無線LANの意味
IEEE 802.11系の規格に基づく無線通信で、アクセスポイントを介するインフラストラクチャモードが一般的。2.4GHz帯は障害物に強いが電子レンジ等と干渉し、5GHz帯・6GHz帯は高速だが遮蔽に弱い。SSIDでネットワークを識別し、チャネル設計とローミングが品質を左右する。
無線LANの具体例
オフィスで隣接するアクセスポイントに同じチャネルを割り当てると電波干渉で速度が落ちるため、2.4GHz帯では1・6・11のように重ならないチャネルを選ぶ。11ac以降はMIMOやチャネル結合で高速化しているが、収容端末が増えれば1台当たりの帯域は下がる。
無線LANは試験でどう引っ掛けられる?
「SSIDを隠せば安全」は誤りで、接続時のやり取りから容易に判明する。MACアドレスフィルタリングも詐称できるため、実際の防御は暗号化と認証で行う。規格上の最大速度は共有される理論値で、1台当たりの速度ではない。
無線LANと関連する用語
無線LANが出た過去問
イーサネットで使用されるメディアアクセス制御方式であるCSMA/CDに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:それぞれのステーションがキャリア検知を行うとともに,送信データの衝突が起きた場合は再送する。
要点:CSMA/CDは有線でキャリア検知+衝突検知後の再送
CSMA/CDは、送信前に伝送路の搬送波を検知して他局が使っていないことを確かめ(キャリア検知)、それでも同時送信で衝突が起きたら検知して一定時間待ってから再送する方式である。共有媒体を使う有線イーサネットの制御方式として使われてきた。無線LANのCSMA/CAやトークンパッシング、時分割多重とは異なる。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問10(IPA)無線LAN環境におけるWPA2-PSKの機能はどれか。
正解:アクセスポイントに設定されているのと同じSSIDとパスワード(Pre-Shared Key)が設定されている端末だけに接続を許可する。
要点:WPA2-PSKは事前共有鍵を知る端末だけを接続させる方式
WPA2-PSKは、あらかじめアクセスポイントと端末で同じ事前共有鍵(パスフレーズ)を設定しておき、それを知っている端末だけに接続を許す方式である。認証サーバを使わずに済むため家庭や小規模オフィスで使われる。SSIDは接続先を識別する名前にすぎず、鍵や権限の識別子ではない。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問15(IPA)家庭内で、PCを無線LANルータを介してインターネットに接続するとき、期待できるセキュリティ上の効果の記述のうち、適切なものはどれか。
正解:IPマスカレード機能による、インターネットからの侵入に対する防止効果
要点:IPマスカレードは外部から内部機器を直接指定させない
IPマスカレード(NAPT)は、LAN内の複数のプライベートIPアドレスを1つのグローバルIPアドレスに変換して通信する仕組みである。外部からはLAN内の個々の機器を直接指定できず、内側から始まった通信への応答しか通らないため、結果的にインターネット側からの侵入を受けにくくなる。
出典:令和4年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問15(IPA)無線LANのアクセスポイントやIP電話機などに、LANケーブルを利用して給電も行う仕組みはどれか。
正解:PoE
要点:PoEはLANケーブルで通信と給電を同時に行う
PoE(Power over Ethernet)は、イーサネットのLANケーブルを使ってデータ通信と同時に電力を供給する規格である。無線LANアクセスポイントやIP電話機、ネットワークカメラなど、電源コンセントを確保しにくい場所の機器に給電できる。
出典:令和7年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。