キャッシュの書き込み方式(ライトスルー・ライトバック)とは?
キャッシュの書き込み方式(ライトスルー・ライトバック)とは、ライトスルーはキャッシュと主記憶へ同時に書き込む方式で、内容が常に一致するため単純で安全だが、書き込みのたびに低速な主記憶の速度に律速される。ライトバックはキャッシュにだけ書き、追い出し時にまとめて主記憶へ反映するため高速だが、不一致期間が生じる。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では1回出題されています。
きゃっしゅのかきこみほうしき
キャッシュの書き込み方式(ライトスルー・ライトバック)の意味
ライトスルーはキャッシュと主記憶へ同時に書き込む方式で、内容が常に一致するため単純で安全だが、書き込みのたびに低速な主記憶の速度に律速される。ライトバックはキャッシュにだけ書き、追い出し時にまとめて主記憶へ反映するため高速だが、不一致期間が生じる。
キャッシュの書き込み方式(ライトスルー・ライトバック)の具体例
マルチコアで共有データが多い環境ではライトバックが性能上有利だが、電源断でキャッシュ上の未反映データが失われる。ストレージ側でも同じ論点があり、RAIDコントローラのライトバックキャッシュはバッテリバックアップを付けて初めて安全に有効化できる。
キャッシュの書き込み方式(ライトスルー・ライトバック)は試験でどう引っ掛けられる?
ライトバックは「書き込みが速い」だけでなく、同じ番地への繰り返し書き込みを主記憶へ何度も出さずに済む点が効く。ただし速い・遅いだけで選ぶと一貫性と可用性の要件を落とす。電源断ではキャッシュ上の未反映データが失われ、他プロセッサやDMAから見た内容も古くなるため、キャッシュコヒーレンシ制御が前提になる——その制御はライトスルーよりライトバックのほうが複雑である。
キャッシュの書き込み方式(ライトスルー・ライトバック)と関連する用語
キャッシュの書き込み方式(ライトスルー・ライトバック)が出た過去問
キャッシュメモリへの書込み動作には、ライトスルー方式とライトバック方式がある。それぞれの特徴のうち、適切なものはどれか。
正解:ライトスルー方式では、データをキャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むので、主記憶の内容は常にキャッシュメモリの内容と一致する。
要点:ライトスルーは主記憶へ同時書込み、ライトバックは追出し時に書戻し
ライトスルー方式は、書込み時にキャッシュメモリと主記憶の両方へ同時に書き込む。そのため主記憶の内容は常に最新に保たれ、キャッシュとの一貫性が崩れないが、書込みのたびに主記憶へのアクセスが発生するので速度面では不利である。一方ライトバック方式はキャッシュだけに書き、追い出し時にまとめて主記憶へ書き戻す。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。