JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)とは?
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)とは、システム・ソフトウェア製品の品質を体系化した規格。製品品質モデルは機能適合性、性能効率性、互換性、使用性、信頼性、セキュリティ、保守性、移植性の8つの特性から成り、各特性は副特性に細分される。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2023年度)。
じすえっくすにまんごせんじゅう
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)の意味
システム・ソフトウェア製品の品質を体系化した規格。製品品質モデルは機能適合性、性能効率性、互換性、使用性、信頼性、セキュリティ、保守性、移植性の8つの特性から成り、各特性は副特性に細分される。
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)の具体例
保守性の副特性であるモジュール性・再利用性・解析性・修正性・試験性を評価観点に、保守しやすさを定量指標で測る。
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)は試験でどう引っ掛けられる?
品質特性の一覧をリスク識別のチェックリストとして使い、非機能面の見落としを防ぐ使い方も問われる。「利用時の品質モデル」(有効性・効率性・満足性・リスク回避性・利用状況網羅性)とは別のモデルである点にも注意。セキュリティを機能要件だけで捉えるのは誤りで、認証機能の有無は機能適合性寄りだが、機密性・完全性・否認防止はセキュリティ特性として別に評価する。使用性を「見た目の良さ」と読むのも誤りで、習得のしやすさや誤操作の防止まで含む。
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)と関連する用語
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)が出た過去問
システム開発のプロジェクトにおいて、リスク識別を効率よく行うための手段として、"JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価…
正解:操作に習熟していない利用者が、誤った使い方をしたときの対処方法が分からずに困惑し、快適でないと評価される。
要点:利用時の品質で「快適でない」は満足性に分類されるリスク
JIS X 25010の利用時の品質モデルは、有効性・効率性・満足性・リスク回避性・利用状況網羅性からなる。満足性はさらに実用性、信用性、快感性、快適性に分かれ、利用者が使っていて不快・困惑すると評価される事象は快適性の低さ、すなわち満足性に関するリスクとして分類される。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問12(IPA)品質の定量的評価の指標のうち、ソフトウェアの保守性の評価指標になるものはどれか。
正解:(修正時間の合計)÷(修正件数)
要点:1件当たりの平均修正時間は保守性の評価指標になる
保守性は、不具合や変更要求が生じたときにどれだけ容易に手を入れられるかを示す品質特性である。1件当たりの平均修正時間は、修正のしやすさを直接測る指標なので保守性の評価に適する。誤り密度は信頼性、移植時に書き換えが必要な行の割合は移植性、改良要求の頻度は利用者の満足度や機能適合性の側面を表す。
出典:令和2年度 10月 プロジェクトマネージャ試験 am2 問12(IPA)JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)ーシステム及びソフトウェア品質モデル)で規定された品質副特性の説…
正解:中断時又は故障時に,製品又はシステムが直接的に影響を受けたデータを回復し,システムを希望する状態に復元することができる度合い
要点:信頼性の副特性は成熟性・可用性・障害許容性・回復性
JIS X 25010の信頼性は、成熟性、可用性、障害許容性(耐故障性)、回復性の4つの副特性からなる。中断や故障の後に影響を受けたデータを取り戻し、システムを望ましい状態へ戻せる度合いは回復性であり、信頼性に属する。運用操作性は使用性、解析性は保守性、相互運用性は互換性の副特性である。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問14(IPA)要件定義プロセスにおいて、要件を評価する際には、矛盾している要件、検証できない要件などを識別することが求められている。次のうち、要件が検証可能である例はどれか。
正解:システムやソフトウェアが,要件定義書の記述内容を満たすか否かをチェックするための方法があり,チェック作業が妥当な費用内で行える。
要点:検証可能とは妥当な費用で確認する手段があること
要件が検証可能であるとは、その要件を満たしているかどうかを確かめる具体的な手段が存在し、しかもその確認作業を現実的な費用と期間で実施できることをいう。優先順位が付いていること、利害関係者が識別できていること、網羅されていることは、それぞれ別の品質特性であって検証可能性とは異なる。
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。