クリプトジャッキングとは?
クリプトジャッキングとは、他人のPCやサーバ、クラウド資源に無断で暗号資産のマイニング処理を行わせ、計算資源と電力を盗む攻撃。データの破壊や窃取を伴わないため気付かれにくく、CPU使用率の上昇やクラウド課金の異常増加として現れる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2019年度〜2025年度)。
くりぷとじゃっきんぐ
クリプトジャッキングの意味
他人のPCやサーバ、クラウド資源に無断で暗号資産のマイニング処理を行わせ、計算資源と電力を盗む攻撃。データの破壊や窃取を伴わないため気付かれにくく、CPU使用率の上昇やクラウド課金の異常増加として現れる。
クリプトジャッキングの具体例
クラウドの月額費用が15万円から120万円へ急増した。調査すると公開状態のコンテナ管理APIが認証なしで、マイニング用コンテナが50台起動されていた。APIを閉じたうえで、CPU使用率と日次課金額の急増を通知するアラートを設定した。
クリプトジャッキングは試験でどう引っ掛けられる?
「暗号」という語からランサムウェアと混同しやすいが、行うのは暗号資産の採掘(マイニング)であって、データの暗号化も窃取もしない。破壊活動がないぶん検知が遅れ、被害は計算資源と課金という形で出る。したがって発見の手がかりはファイルの異常ではなく、CPU使用率や請求額の推移になる。
クリプトジャッキングと関連する用語
クリプトジャッキングが出た過去問
仮想通貨環境において,報酬を得るために行われるクリプトジャッキングはどれか。
正解:他人のPC又はサーバに侵入して計算資源を不正に利用し,台帳への追記の計算を行う。
要点:クリプトジャッキングは他人の資源で無断マイニングする
クリプトジャッキングは、他人のPCやサーバの計算資源を無断で使い、暗号資産のマイニング(ブロックチェーンの台帳へ追記するための計算)を行わせて報酬を得る行為である。Webページに埋め込んだスクリプトやマルウェアで実行され、被害者側では動作の重さや電力消費の増加として現れる。
出典:令和1年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問5(IPA)クリプトジャッキングに該当するものはどれか。
正解:PCに不正アクセスし、そのPCのリソースを利用して、暗号資産のマイニングを行う攻撃
要点:クリプトジャッキングは他人の計算資源を盗んで採掘させる
クリプトジャッキングは、他人の計算資源を無断で使って暗号資産のマイニングを行わせる攻撃である。マルウェアを送り込む手口のほか、Webページに埋め込んだスクリプトを閲覧者のブラウザで動かす手口もある。直接データを盗むわけではないが、CPUの浪費による性能低下や電気代の増加、機器の劣化といった被害が生じる。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問5(IPA)クリプトジャッキングに該当するものはどれか。
正解:PCに不正アクセスし、そのPCのリソースを利用して、暗号資産のマイニングを行う攻撃
要点:クリプトジャッキングは他人の計算資源を盗んでマイニングする攻撃
クリプトジャッキングは、他人のPCやサーバ、Webブラウザの計算資源を無断で使って暗号資産のマイニングを行わせる攻撃です。不正送金や暗号資産そのものの窃取ではなく、被害者が気付かないうちにCPU資源と電力を奪われる点が特徴で、動作が重くなる以外に目立った兆候が出にくい傾向があります。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。