リスク対応とは?
リスク対応とは、評価したリスクへの対処方針。リスク回避は活動そのものをやめてリスク源をなくす。リスク低減は管理策で発生確率や影響を下げる。リスク移転(共有)は保険や外部委託で他者と分担する。リスク保有(受容)は基準内と判断して受け入れる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2025年度)。
りすくたいおう
リスク対応の意味
評価したリスクへの対処方針。リスク回避は活動そのものをやめてリスク源をなくす。リスク低減は管理策で発生確率や影響を下げる。リスク移転(共有)は保険や外部委託で他者と分担する。リスク保有(受容)は基準内と判断して受け入れる。
リスク対応の具体例
採算の合わない海外拠点の独自ECは閉鎖して回避、国内ECはWAF導入で低減、賠償リスクはサイバー保険で移転、公開情報しか置かない社内Wikiの改ざんは影響が小さいため保有とした。同じ脅威でも資産の価値によって選ぶ対応が変わる。
リスク対応は試験でどう引っ掛けられる?
「サービスを廃止する」は回避、「保険をかける」は移転、「対策せず受け入れる」は保有。管理策で下げる低減との区別が問われる。残留リスクの承認は経営層が行う。
リスク対応と関連する用語
リスク対応が出た過去問
JIS Q 27000における情報セキュリティリスクに関する定義のうち,適切なものはどれか。
正解:リスク特定とは,リスクを発見,認識及び記述するプロセスのことであり,リスク源,事象,それらの原因及び起こり得る結果の特定が含まれる。
要点:リスク特定はリスクを発見・認識・記述する工程
JIS Q 27000では、リスク特定はリスクを発見し、認識し、記述するプロセスと定義され、リスク源や事象、原因、起こり得る結果の洗い出しを含みます。脅威と脆弱性の定義、リスク評価とリスク対応の区別が問われています。
出典:平成28年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問11(IPA)個人情報の漏えいに関するリスク対応のうち,リスク回避に該当するものはどれか。
正解:収集済みの個人情報を消去し,新たな収集を禁止する。
要点:リスク回避は活動をやめてリスク源をなくす対応
リスク回避は、リスクを生む活動そのものをやめてリスク源を取り除く対応です。個人情報を消去し新たな収集を禁止すれば、漏えいするデータ自体が存在しなくなります。低減・共有・受容との区別が問われています。
出典:平成29年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問9(IPA)JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)の用語に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:リスク特定とは、リスクを発見、認識及び記述するプロセスのことであり、リスク源、事象、それらの原因及び起こり得る結果の特定が含まれる。
要点:リスク特定はリスクを発見・認識・記述するプロセス
JIS Q 27000の定義では、リスク特定はリスクを発見し、認識し、記述するプロセスであり、リスク源・事象・原因・起こり得る結果を洗い出す活動を含みます。用語を取り違えやすいので、脅威(望ましくないインシデントの潜在的原因)、脆弱性(脅威に付け込まれ得る資産や管理策の弱点)、リスク評価(分析結果をリスク基準と比較し受容可否を決める)、リスク対応(リスクを修正するための選択肢の選定と実施)という対応関係を押さえておきます。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問10(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。