縮退運転(フォールバック運用)とは?
縮退運転(フォールバック運用)とは、障害時に全面停止させず、機能や性能を落として重要な業務だけを継続させる運用。どの機能を落とすかを事前に決めておくことが要点で、復旧後に停止中の処理を追いつかせる手順(未処理分の再投入)まで含めて設計する。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2021年度)。
しゅくたいうんてん
縮退運転(フォールバック運用)の意味
障害時に全面停止させず、機能や性能を落として重要な業務だけを継続させる運用。どの機能を落とすかを事前に決めておくことが要点で、復旧後に停止中の処理を追いつかせる手順(未処理分の再投入)まで含めて設計する。
縮退運転(フォールバック運用)の具体例
通信販売サイトで検索と推薦機能を停止し、既存カートの決済だけを通す構成に切り替える。停止中に受け付けられなかった問い合わせは記録し、復旧後に一括処理する。オンラインが不能なら紙伝票で受け付ける代替手順も用意する。
縮退運転(フォールバック運用)は試験でどう引っ掛けられる?
縮退運転は復旧そのものではなく、影響を抑えるための暫定対応である。暫定対応で業務が回っていると恒久対策が先送りされやすく、問題管理へ確実に引き継ぐ手続が必要になる。
縮退運転(フォールバック運用)と関連する用語
縮退運転(フォールバック運用)が出た過去問
情報システムの設計のうち,フェールソフトの考え方を適用した例はどれか。
正解:ハードウェアの障害時に,パフォーマンスは低下するが,構成を縮小して運転を続けられるようにする。
要点:フェールソフトは性能を落としても稼働を続ける設計
フェールソフトは、障害が起きても機能や性能を落としてでもシステムを動かし続ける考え方である。縮退運転(フォールバック)がその典型で、可用性を優先する。これに対し、障害時に安全側へ倒して停止させるのがフェールセーフ、誤操作を受け付けない設計がフールプルーフである。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)情報システムの設計の例のうち、フェールソフトの考え方を適用した例はどれか。
正解:ハードウェアの障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする。
要点:フェールソフトは機能を縮退させてでも稼働を続ける設計
フェールソフトは、障害が起きたときにシステムを全面停止させず、機能や性能を落としてでも稼働を継続させる設計思想である。冗長構成の一部が壊れても縮退運転で処理を続ける例が典型となる。安全側に停止させるフェールセーフ、誤操作を受け付けないフールプルーフとの区別が問われやすい。
出典:令和1年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)情報システムの設計の例のうち、フェールソフトの考え方を適用した例はどれか。
正解:ハードウェアの障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする。
要点:フェールソフトは縮退してでも稼働を続ける設計
フェールソフトは、障害が起きても全面停止させず、機能や性能を落としてでも稼働を続けるという考え方である。故障した装置を切り離して縮退運転する構成がその典型で、サービスの継続を優先する。安全な側へ倒して止めるフェールセーフや、誤操作を受け付けないフールプルーフとは狙いが異なる点を区別したい。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。