NRE(初期費用)とは?
NRE(初期費用)とは、設計・試作・金型・治具の作成など、製品開発時に一度だけ発生し、生産数量に比例しない初期費用。量産単価とは別に見積り・回収を計画する必要がある。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では2回出題されています(2020年度〜2022年度)。
えぬあーるいー
NRE(初期費用)の意味
設計・試作・金型・治具の作成など、製品開発時に一度だけ発生し、生産数量に比例しない初期費用。量産単価とは別に見積り・回収を計画する必要がある。
NRE(初期費用)の具体例
専用LSIの設計・マスク作成費をNREとして計上し、想定生産数で割って1個あたりの負担額を試算する。
NRE(初期費用)は試験でどう引っ掛けられる?
量産単価やランニングコストと取り違えやすい。NREは生産数量に比例せず一度だけ発生する費用で、数量が増えるほど1個あたりの負担は下がる。運用開始後に継続して発生する保守費は含まない。TCOはNREも運用費も含めた総額で、NREはその一部。
NRE(初期費用)と関連する用語
NRE(初期費用)が出た過去問
新システムの開発を計画している。提案された4案の中で、TCO(総所有費用)が最小のものはどれか。ここで、このシステムは開発後、3年間使用されるものとする。
正解:C案
要点:TCOは初期費用に年額費用の使用年数分を加えて比べる
TCOは初期費用と使用期間中の運用費用の合計で比較する。3年間使用するので、導入・開発・教育の一時費用に、年額費用の3倍を加えて各案を求める。A案は65+32×3で161、B案は85+29×3で172、C案は75+26×3で153、D案は85+24×3で157となり、C案が最小である。初期費用が大きくても年額が小さければ逆転し得る点が要点である。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)ある業務を新たにシステム化するに当たって,A~Dのシステム化案の初期費用,運用費及びシステム化によって削減される業務費を試算したところ,表のとおりであった。シス…
正解:D
要点:投資利益率は利用期間分の削減額と総投資額で比べる
投資額は初期費用に5年分の運用費を加え、削減額も5年分で見積もる。D案は投資額が15+5×5で40、削減額が22×5で110、利益は70となり、投資利益率は1.75で最も高い。A案は1.5、B案は1.0、C案は0.875であり、初期費用の小ささと年間削減額の大きさを併せ持つD案が有利になる。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。