PGP/OpenPGPとは?
PGP/OpenPGPとは、メール本文と添付を暗号化・署名するための方式で、共通鍵で本文を暗号化し、その鍵を相手の公開鍵で暗号化して送るハイブリッド構成をとる。鍵の正当性は認証局ではなく、利用者どうしが互いの鍵に署名し合う信用の輪で担保する。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2024年度)。
ぴーじーぴー/おーぷんぴーじーぴー
PGP/OpenPGPの意味
メール本文と添付を暗号化・署名するための方式で、共通鍵で本文を暗号化し、その鍵を相手の公開鍵で暗号化して送るハイブリッド構成をとる。鍵の正当性は認証局ではなく、利用者どうしが互いの鍵に署名し合う信用の輪で担保する。
PGP/OpenPGPの具体例
初めての相手とやり取りするには事前に公開鍵を交換し、鍵指紋を電話など別経路で照合する。鍵サーバに置く運用もあるが、任意の他人が偽の鍵を登録できるため、指紋の確認を省くとなりすましを受け入れることになる。
PGP/OpenPGPは試験でどう引っ掛けられる?
S/MIMEとの最大の違いは信頼モデルで、S/MIMEは認証局による階層型、PGPは信用の輪。相互運用性はなく、片方の鍵でもう片方のメールを検証することはできない。暗号アルゴリズムの違いが本質だと誤解しやすい。
PGP/OpenPGPと関連する用語
PGP/OpenPGPが出た過去問
電子メールを暗号化する三つのプロトコルについて,公開鍵を用意する単位の適切な組合せはどれか。
正解:PGP:メールアドレスごと / S/MIME:メールアドレスごと / SMTP over TLS:メールサーバごと
要点:PGPとS/MIMEは利用者ごと、TLSはサーバごとの鍵
PGPとS/MIMEはメールの本文を利用者単位で暗号化・署名するため、公開鍵はメールアドレス(利用者)ごとに用意します。一方SMTP over TLSはサーバ間・サーバとクライアント間の通信路を保護する仕組みなので、公開鍵はメールサーバごとに用意します。
出典:平成28年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問17(IPA)電子メール又はその通信を暗号化する三つのプロトコルについて,公開鍵を用意する単位の組合せのうち,適切なものはどれか。
正解:PGP:メールアドレスごと / S/MIME:メールアドレスごと / SMTP over TLS:メールサーバごと
要点:本文暗号化は利用者単位、TLSはサーバ単位の鍵
PGPとS/MIMEはメール本文を利用者単位で暗号化・署名するため、鍵は利用者すなわちメールアドレスごとに用意します。SMTP over TLSはサーバ間の通信路を保護する仕組みなので、証明書と鍵はメールサーバごとに用意します。
出典:平成30年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問16(IPA)電子メール又はその通信を暗号化する三つのプロトコルについて,公開鍵を用意する単位の組合せのうち,適切なものはどれか。
正解:PGP:メールアドレスごと,S/MIME:メールアドレスごと,SMTP over TLS:メールサーバごと
要点:本文暗号は利用者ごと、通信路のTLSはサーバごとの鍵
PGPとS/MIMEはいずれも利用者単位で本文を暗号化・署名するエンドツーエンドの仕組みであり、鍵はメールアドレス(利用者)ごとに用意する。両者の違いは鍵の信頼の与え方で、PGPは利用者どうしの相互署名、S/MIMEは認証局による証明書に基づく。一方、SMTP over TLSはサーバ間の通信路を保護するもので、証明書はメールサーバごとに用意する。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問16(IPA)電子メール又はその通信を暗号化する三つのプロトコルについて、公開鍵を用意する単位の組合せのうち、適切なものはどれか。
正解:PGP:メールアドレスごと、S/MIME:メールアドレスごと、SMTP over TLS:メールサーバごと
要点:PGPとS/MIMEは個人単位、SMTP over TLSはサーバ単位の鍵
PGPとS/MIMEはいずれもメッセージ自体を暗号化・署名する方式なので、鍵は差出人・宛先という個人、すなわちメールアドレスの単位で用意する。一方、SMTP over TLSはサーバ間またはクライアントとサーバ間の通信路を保護する方式なので、証明書と鍵はホスト名で識別されるメールサーバごとに用意する。エンドツーエンドの保護か、経路の保護かという違いが鍵の単位に表れている。
出典:令和6年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。