アクセス権限(読取り・書込み・実行)とは?
アクセス権限(読取り・書込み・実行)とは、情報資産に対して何ができるかの区分。見るだけの読取り、内容の変更や削除ができる書込み、プログラムを動かせる実行などがあり、業務に必要な区分だけが与えられているかという観点で問われる。付与の申請と承認の記録を残すことも併せて求められる。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2022年度)。
あくせすけんげん
アクセス権限(読取り・書込み・実行)の意味
情報資産に対して何ができるかの区分。見るだけの読取り、内容の変更や削除ができる書込み、プログラムを動かせる実行などがあり、業務に必要な区分だけが与えられているかという観点で問われる。付与の申請と承認の記録を残すことも併せて求められる。
アクセス権限(読取り・書込み・実行)の具体例
全社共有の規程フォルダは全員が読取りのみとし、改定を担当する総務だけに書込みを許可した。以前は全員が書込み可能で、誤って最新版を古い版で上書きしてしまう事故が起きていた。権限を分けたことで、誰が改定したのかもたどれるようになった。
アクセス権限(読取り・書込み・実行)は試験でどう引っ掛けられる?
「読取りだけなら安全」ではなく、機密情報を見られること自体が漏えいの入口になる。またフォルダと中のファイルで設定が食い違い、意図せず権限が広がってしまう場合がある点にも注意する。
アクセス権限(読取り・書込み・実行)と関連する用語
アクセス権限(読取り・書込み・実行)が出た過去問
プロバイダ責任制限法において、損害賠償責任が制限されるプロバイダの行為に該当するものはどれか。ここで、“利用者”とはプロバイダに加入してサービスを利用している者…
正解:利用者の電子掲示板への書込みが、他人の権利を侵害しているとは知らずに放置した。
要点:権利侵害を知らないプロバイダの放置は責任が制限される
プロバイダ責任制限法は、他人の権利を侵害する情報がやり取りされた場合のプロバイダの損害賠償責任を一定の範囲で免除する法律である。権利侵害を知らず、かつ知り得たといえる事情もない場合には、情報を放置しても被害者に対する責任を負わない。逆に、自ら盗聴したり個人情報を漏らしたりする行為はプロバイダ自身の違法行為であり、免責の対象にはならない。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問31(IPA)UPSの導入によって期待できる情報セキュリティ対策としての効果はどれか。
正解:電源の瞬断に起因するデータの破損を防ぐ。
要点:UPSは電源の瞬断からデータと処理を守る設備対策
UPS(無停電電源装置)は、停電や瞬時電圧低下が起きた際に一定時間電力を供給し続ける装置で、書込み中の電源断による処理の中断やデータ破損を防ぐ。可用性と完全性を守るための設備的な対策であり、通信の秘匿や改ざん検知といった暗号技術の領域とは関係がない。
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問11(IPA)ファイルの属性情報として、ファイルに対する読取り、書込み、実行の権限を独立に設定できるOSがある。この3種類の権限は、それぞれに1ビットを使って許可、不許可を設…
正解:4を設定すると、実行だけができる。
要点:3で読み書き可・実行不可なら値4のビットが実行に対応する
試行結果から、0では何もできず7で全て可能なので、3ビットが読取り・書込み・実行に1対1で対応していることが分かる。3(2進数で011)で読取りと書込みができ実行ができなかったことから、下位2ビットが読取りと書込み、値4のビットが実行に割り当てられていると判断できる。したがって4だけを設定すれば実行のみが許可される。
出典:令和1年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問12(IPA)A社は学習塾を経営している会社であり、全国に50の校舎を展開している。A社には、教務部、情報システム部、監査部などがある。学習塾に通う又は通っていた生徒(以下、…
正解:塾生の個人データがアクセス権限をもたない教務部員によって不正にアクセスされる。
要点:共用端末への認証情報保存は権限制御を無効化する
端末は教務部の共用端末であり、ブラウザに利用者IDとパスワードを保存すると、その端末を使う他の教務部員が本人になりすまして塾生管理システムへログインできてしまう。結果として、自分には参照・更新権限のない塾生の個人データにアクセスできる状態となり、アクセス権限による制御が形骸化する。
出典:令和4年度 s 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問56(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。