レースコンディション(TOCTOU)とは?
レースコンディション(TOCTOU)とは、並行処理のタイミングによって結果が変わる状態を突く攻撃。特に「検査した時点と使用する時点のずれ」を突く手口をTOCTOU(Time of Check to Time of Use)と呼ぶ。検査と使用を不可分にする設計が対策の要点になる。
ITストラテジスト試験の過去問では1回出題されています。
れーすこんでぃしょん
レースコンディション(TOCTOU)の意味
並行処理のタイミングによって結果が変わる状態を突く攻撃。特に「検査した時点と使用する時点のずれ」を突く手口をTOCTOU(Time of Check to Time of Use)と呼ぶ。検査と使用を不可分にする設計が対策の要点になる。
レースコンディション(TOCTOU)の具体例
一時ファイルの存在と権限を確認してから書き込む処理で、確認後の一瞬にそのファイルを重要ファイルへのリンクに差し替えられると、上位権限で任意の場所へ書き込まれる。対策は排他制御や原子的な操作APIの利用、予測されにくい一時ファイル名の生成。
レースコンディション(TOCTOU)は試験でどう引っ掛けられる?
デッドロックと混同されやすいが別物。デッドロックは互いに待ち合って進めなくなる状態、レースコンディションは順序次第で誤った結果が出る状態である。再現しにくいためテストで見つけにくい点も出題される。
レースコンディション(TOCTOU)と関連する用語
レースコンディション(TOCTOU)が出た過去問
プログラムの排他制御の不備によって、プロセスやスレッドが共有リソースに同時アクセスした場合に想定外の動作をするという問題はどれか。
正解:レースコンディション
要点:レースコンディションは排他制御不備による競合状態
レースコンディション(競合状態)は、複数のプロセスやスレッドが共有資源に同時アクセスした際、処理の実行順序やタイミングによって結果が変わってしまう問題である。排他制御(ロックや不可分操作)の不備が原因で、権限昇格などのセキュリティ上の脆弱性にもつながる。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 am2 問23(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。