システムテスト・運用テストとは?
システムテスト・運用テストとは、システムテストは結合テスト後のシステム全体を対象に、開発側が要件(機能・非機能要件)を満たすか検証する。運用テスト(受入テスト)は利用者・発注者側が主体となり、実際の業務で使えるかを最終確認する。
応用情報技術者試験の過去問では8回出題されています(2016年度〜2025年度)。
しすてむてすと・うんようてすと
システムテスト・運用テストの意味
システムテストは結合テスト後のシステム全体を対象に、開発側が要件(機能・非機能要件)を満たすか検証する。運用テスト(受入テスト)は利用者・発注者側が主体となり、実際の業務で使えるかを最終確認する。
システムテスト・運用テストの具体例
システムテストで性能要件(応答時間)を測定し、運用テストで発注者担当者が実際の業務手順で操作して問題がないか確認する。
システムテスト・運用テストは試験でどう引っ掛けられる?
実施する主体で区別する。開発側が要件を満たすか確認するのがシステムテストで、性能・負荷など非機能の確認もここに含まれる。利用者・発注者が実業務で使えるかを確かめるのが運用(受入)テストで、V字では要件定義に対応する。
システムテスト・運用テストと関連する用語
システムテスト・運用テストが出た過去問
過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開発を開…
正解:150
要点:期間比から全体日数を割り出し、残工程の比率を足す
期間比の合計は1.00で、システム要件定義からシステム内部設計までは0.25+0.21+0.11=0.57にあたります。これが228日なので全体は228÷0.57=400日です。プログラム開発は0.11で44日、うち半数のプログラムが完了しているので残りは22日、以降のシステム結合が0.11で44日、システムテストが0.21で84日となります。合計すると22+44+84=150日です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)システム開発委託先(受託者)から委託元(委託者)に納品される成果物に対するユーザ受入テストの適切性を確かめるためのシステム監査の要点はどれか。
正解:受託者から納品された成果物に対して、委託者が要件定義に基づきユーザ受入テストを実施していること
要点:ユーザ受入テストは委託者自身が要件定義に基づき実施する
ユーザ受入テストは、納品された成果物が自分たちの要件を満たしているかを委託者自身が確かめる工程である。したがって監査の要点は、委託者が自ら定義した要件定義に基づいてテストを実施しているかどうかになる。受託者や監査人がこれを代行しては、受入れの意味が失われる。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)過去のプロジェクトの開発実績に基づいて構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開…
正解:150
要点:期間比から全体期間を逆算し、残工程分だけを積み上げる
要件定義から内部設計までの期間比は0.25+0.21+0.11=0.57で、これが228日なので全体は400日となる。残る工程はプログラム開発0.11、システム結合0.11、システムテスト0.21である。プログラム開発は400×0.11=44日のうち半分の22日が残っているので、22+44+84=150日となる。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)あるシステム開発プロジェクトのシステムテストにおけるテスト密度及び欠陥密度の値は,図に示した領域①~領域④のうち,領域④の範囲内であった。品質管理基準に照らして…
正解:システムの欠陥を十分に検出できていない懸念があるので,テストの観点に漏れがないかなど,テストケースの妥当性を確認する。
要点:テスト量が十分で欠陥が少なすぎるときは、テスト観点の漏れを疑う
領域④はテスト密度が基準の80%以上を満たす一方、欠陥密度が基準の80%未満に留まっている範囲である。テストは十分な量を実施したのに欠陥がほとんど出ていないことになり、本当に品質が高いのか、テストの観点が偏って欠陥を見つけられていないのかを見極める必要がある。したがってテストケースの内容が妥当かを確認するのが適切である。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問54(IPA)システム管理基準(令和5年)における,ユーザ受入テストに関する監査のチェックポイントとして,適切なものはどれか。
正解:構築された情報システムに,業務要件が適切に反映されていることを確認するために,利用者の立場からテストされていること
要点:ユーザ受入テストは業務要件の充足を利用者の立場で確認する
ユーザ受入テストは、出来上がった情報システムが業務要件を満たしているかを、開発側ではなく利用者の立場から確認するテストである。したがって監査のチェックポイントも、業務要件が適切に反映されているかを利用者の視点で検証しているか、という点になる。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。