結合テスト(トップダウン・ボトムアップ)とは?
結合テスト(トップダウン・ボトムアップ)とは、単体テスト済みの複数モジュールを組み合わせ、モジュール間のインタフェースやデータ受け渡しを検証するテスト。上位から順に結合するトップダウンテストと、下位から順に結合するボトムアップテストがある。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2017年度〜2025年度)。
けつごうてすと
結合テスト(トップダウン・ボトムアップ)の意味
単体テスト済みの複数モジュールを組み合わせ、モジュール間のインタフェースやデータ受け渡しを検証するテスト。上位から順に結合するトップダウンテストと、下位から順に結合するボトムアップテストがある。
結合テスト(トップダウン・ボトムアップ)の具体例
階層構造を持つソフトウェアで、最上位モジュールから順にスタブを本物のモジュールへ置き換えながらテストするのがトップダウンテスト。
結合テスト(トップダウン・ボトムアップ)は試験でどう引っ掛けられる?
トップダウンは未完成の下位モジュールの代わりに「スタブ」、ボトムアップは上位の代わりに「ドライバ」を用意する。この対応を逆にした選択肢が定番なので、上から始めるならスタブ、と一組で紐づけて覚えること。
結合テスト(トップダウン・ボトムアップ)と関連する用語
結合テスト(トップダウン・ボトムアップ)が出た過去問
あるシステムの設計から結合テストまでの作業について、開発工程ごとの見積工数を表1に、開発工程ごとの上級技術者と初級技術者との要員割当てを表2に示す。上級技術者は…
正解:4
要点:生産性差のある要員は上級者換算に直して期間を計算する
現状は、設計6人月÷2人=3か月、プログラム作成・単体テストは初級2人が上級1人分に相当するため実質3人月/月で12÷3=4か月、結合テスト12÷2=6か月の計13か月です。上級を1人ずつ加えると、設計6÷3=2か月、プログラム作成・単体テスト12÷4=3か月、結合テスト12÷3=4か月の計9か月となり、13−9=4か月短縮できます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)サービスマネジメントのサービス可用性管理において、インシデント又は将来インシデントとなる可能性のある事象について、その発生経路及び発生原因を分析し、発生確率の算…
正解:故障の木解析(FTA)
要点:FTAは頂上事象から原因を木構造に展開し発生確率を算出する
故障の木解析(FTA)は、望ましくない事象を頂点に置き、その原因となる事象をANDゲート・ORゲートで結んで木構造に展開するトップダウンの解析手法である。各下位事象の発生確率を与えることで頂上事象の発生確率を定量的に算出でき、発生経路と原因の両方を明らかにできる。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)テストで使用されるスタブ又はドライバの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:ドライバは、引数を渡してテスト対象モジュールを呼び出す。
要点:ドライバは上位から呼び出し、スタブは下位で呼び出される
ドライバはテスト対象モジュールの上位に置く仮のモジュールで、引数を与えてテスト対象を呼び出し、結果を受け取る。逆にスタブは下位に置く仮のモジュールで、テスト対象から呼び出されて所定の値を返す。ボトムアップテストではドライバを、トップダウンテストではスタブを用いる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいてソフトウェア実装プロセスを構成するプロセスのうち、次のタスクを実施するものはどれか。〔タスク〕・ソフトウェア品目の外部…
正解:ソフトウェア方式設計プロセス
要点:方式設計は最上位レベル、詳細設計はその内部を作り込む
外部インタフェースやコンポーネント間インタフェース、データベースの最上位レベル(概略)の設計を行い、結合テストの要求事項を暫定的に定めるのは、ソフトウェア方式設計プロセスの作業である。ここで決めた枠組みを受けて、各コンポーネントの内部を作り込むのがソフトウェア詳細設計プロセスとなる。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問46(IPA)信頼性工学の視点で行うシステム設計において、発生し得る障害の原因を分析する手法であるFTAの説明はどれか。
正解:障害と、その中間的な原因から基本的な原因までの全ての原因とを列挙し、それらをゲート(論理を表す図記号)で関連付けた樹形図で表す。
要点:FTAは障害を頂点に原因を樹形図で展開する分析手法
FTA(Fault Tree Analysis、故障の木解析)は、望ましくない事象を頂点に置き、その原因を段階的に下へ展開してAND・ORのゲートで結んだ樹形図を作る手法です。結果から原因へたどるトップダウンの分析であり、発生確率を与えれば定量的な評価もできます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。