テストデータ法とは?
テストデータ法とは、監査人があらかじめ結果の分かるテスト用データを用意して被監査システムで処理させ、出力が期待どおりかを見ることでプログラムの正しさを確かめる技法。正常データだけでなく、エラーになるはずのデータを意図的に含めるのが要点。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2023年度〜2025年度)。
てすとでーたほう
テストデータ法の意味
監査人があらかじめ結果の分かるテスト用データを用意して被監査システムで処理させ、出力が期待どおりかを見ることでプログラムの正しさを確かめる技法。正常データだけでなく、エラーになるはずのデータを意図的に含めるのが要点。
テストデータ法の具体例
与信限度100万円の得意先に対し、99万円・100万円・101万円の受注データを投入し、101万円だけが差し止められるかを確認する。境界値と異常値を組み合わせることで、条件式の不等号の誤りまで検出できる。
テストデータ法は試験でどう引っ掛けられる?
本番環境でそのまま実施すると実データが汚染される。通常は本番と同一のプログラムをテスト環境で動かすが、その場合は「本番と同じプログラムか」の確認が別途必要になる点が問われる。
テストデータ法と関連する用語
テストデータ法が出た過去問
販売管理システムにおいて、起票された受注伝票の入力が、漏れなく、かつ、重複することなく実施されていることを確かめる監査手続として、適切なものはどれか。
正解:販売管理システムから出力したプルーフリストと受注伝票との照合が行われているか、プルーフリストと受注伝票上の照合印を確かめる。
要点:入力の網羅性はプルーフリストと伝票の照合で確かめる
入力の網羅性と重複がないことを確かめるには、入力された結果の一覧と入力元の伝票とを突き合わせる統制が機能しているかを確認すればよい。プルーフリストと受注伝票の照合が実施され、照合印が押されていることを確かめる手続がこれに当たる。テストデータ法や並行シミュレーション法はプログラムの処理内容の正確性を検証する手続であり、入力の網羅性そのものは確認できない。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)システム監査における"監査手続"として,最も適切なものはどれか。
正解:監査項目について,十分かつ適切な証拠を入手するための手続
要点:監査手続は十分かつ適切な監査証拠を入手するための具体的手順
監査手続とは、監査項目について結論を裏付けるだけの十分かつ適切な監査証拠を集めるための、具体的な手順のことである。点検法・質問法・突合法・テストデータ法などを、監査項目に応じて組み合わせて実施する。監査計画の立案や報告書の作成は、監査手続そのものではなく前後の工程にあたる。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。